糞箱用ゲームソフトHALO4のレビュー
私はHALOシリーズのファンだ。
1CE、2、3、ODST、Reach、アニバーサリーとプレイしておりHALOシリーズはリーチで終わったと寂しい思いをしていた所にHALO4の話が出てきた2011年E3の興奮はしめやかな失禁物だった。大往生した1代目糞箱に続いて2代目糞箱を購入しようと決断したのはHALOの為だと言ってもいいぐらいだ(大嘘)
しかしご存知の通り、ローカライズされるにいたって日本語声優が変更されると言う話が来た。今までチーフの中の人だった谷昌樹こと谷チーフが、ジャックバウワーで有名な小山力也こと力ちゃんに、コルタナが小池亜希子からガンダムUCのオードリーこと藤村歩に変更される事になったのだ。
正直な所、公開アテレコを見た当時は絶望しかなかった。
「なんだこのバウワー!?」と、どう見ても尋問中のジャックバウワーにしか聞こえず、従来のチーフのイメージからかけ離れ過ぎており 、アテレコの動画を見てHALO4にケリをつけてきた人も少なくは無いだろう。
私はそんな不安を抱きつつも製品版を購入することにした。
なぁに心配することは無い、力ちゃんほどの声優なら製品版になることにはきっとチーフのイメージと近い声に合わせる事などたやすいことさ!という最後の希望に掛けて。
そして実際に製品版のキャンペーンを数週回ってみた感想だが
チーフの声に関する感想は辛うじて許容範囲内。
予想通りアテレコのようなあからさまにバウワーな声ではなく、谷チーフっぽい演技をする力ちゃんだった。抑揚が無く淡々と喋るジャックバウワーをイメージしてほしい、アニヲタなら淡白なハクオロさんをイメージしてもいいが、とにかくそんな感じだ。
コルタナは当初からあまり危惧しておらず、ちょっと声が炉利っぽいかな?というぐらいで1分も聞いていれば慣れてしまった。と言うか作品ごとに姿がころころ変わるので今更声が変わってもry
そんなわけで、良くもないがディスクを叩き割るほどでもない。
力ちゃんが谷チーフをリスペクトした演技をしているお蔭でチーフの雰囲気をぶち壊すまでには至っておらず、シリーズのファンを怒らせる水準をぎりぎり下回っている。
しかしキャンペーンを何周しても声優交代した意味が理解できない。
正直に言えば無印HALOのチーフは微妙な棒読み具合で残念な声だと思ったことも有る、しかし2作目3作目になれば安定した声で谷チーフとして板に付きすっかり英雄の貫録だった。
日本では知名度が低いとは言え長年愛されているシリーズの主人公声優交代、しかも大した理由も説明されないままと言うのだから、それはそれは重大な意味が有るのだろうと考えていたがご覧の有様である。
343はしっかりとHALOの世界観を引き継いでおりバンシー比べても遜色が無い(でもホグのエンジン音はフィーンという方が好き) 。立派なHALOとして新しいシリーズを始められるかと思っただけにちょっと残念だ。
新しいチーフの声優である力ちゃんはかなり頑張ってチーフらしい雰囲気を出そうとしているように感じた。
最高なのは谷チーフでのゲームプレイだが、少なくともディスクをハンマーで叩き割りたいだとか、プラグレくっつけて返品したいだとか、そこまで悲惨な出来ではないのでHALOから離れてしまったファンはワゴン入りしつつある今こそプレイしてみてほしい。