我々メガネ部員は日々自転車用アイウェア(サングラス)に悩んでいるだろう。
私もアイウェア沼にはまりかけたが、今はメガネのパリミキ サイクル専用アイウェア(度入りアイウェア)SP EXTREMES 608を愛用している。
別に普通のメガネで良いじゃんと思うかもしれないが、スポーツ自転車のアイウェアは伊達ではない。風や飛んでくる砂・ゴミ・強烈な紫外線、夏場は特攻してくる虫からも目を守ってくれる構造になっており、オートバイで言うヘルメットシールドの役割が有る。まあ何よりかっこいいだろう?(ギャギィ
安全上の理由という大義名分でくっさいくっさい中二病スタイルを堂々と行えるのも自転車の楽しみの一つだ。
そんな目を守ってくれるアイウェアだが、視力が悪いと選択肢が極端に少なくなてしまう、メガネとスポーツサングラスは相性が悪いのだ。
まず一番手軽な物はスキー用ゴーグルの様にメガネの上に装着する大きなオーバーグラスなのだが、実際にIYH!して装着し鏡を見てみると「何だこのおっさん!?」何というか80年代のでかいサングラスをかけたナウイヤングっぽいと言うか、馬鹿でかいサングラスをかけたスィーツっぽいと言うか、あまりのダサさに私はそっと引き出しへ仕舞った。
黒いのがAXE オーバーグラス
他にもメガネに挟めこむクリップオンタイプ、またはコンタクトを入れて度無しアイウェアを掛けるなど色々ある事は有るのだが、申し訳ないけどコンタクトは怖くてNG。メガネに挟み込むクリップオンタイプは近所に店が無く、通販か取り寄せしかなさそうでいささか面倒。
そんなこんなで悩んでいた私が、丁度乱視が悪化したため昔から利用しているメガネ屋のパリミキへ立ち寄った時にサイクル用アイウェアの存在を偶然知り、偏光・調光・ミラーコーティング・レンズをそこそこ薄く出来るオプションと色々ぶっこみフレームとレンズ込みで5万ほどイヤッホォォォォオォォゥウウ!。ちなみに更に薄いレンズを選ぶと10万コースも有るが流石にそれは手が上がらなかった。
そんな大枚はたいて手に入れたアイウェアだが、さて使い心地はどうなんすかね?と言うと、まずはこちらの比較画像を見てほしい。
あんまりカーブしてなくね?と言うか普通のメガネに毛が生えたレベルじゃね?と思った方も多いだろうがExactly(そのとおりでございます)一般的なサイクル用アイウェアに比べればゴミである。
と言うのもご覧の通り、レンズに度が入っている都合上あまり湾曲できない上に米噛みまで覆うように幅を広くする事も度が入っているためこれ以上は無理らしい。なので当然風もゴミもそれなりに入ってくるため微妙に使えないのだ、普通のメガネよりはマシだが顔に張り付くアイウェアを想像しているとストンすると思う。
じゃあ産廃なの?と言うとそうでもない。
普通のメガネに毛が生えたレベルと言えど、少なくとも毛は生えている。レンズは幅広でいくらか湾曲している分だけでも普通のメガネより視界が広く風やゴミもある程度防げる。また偏光・調光レンズのお陰で強い日差しの下でも普段使いのメガネよりは快適、総評すれば無いよりずっとマシである。
ちなみに湾曲したレンズのお陰か細かい文字を読もうとすると、数分で視界が歪み吐き気を催すので注意してほしい。多分遠くを見るためのレンズなんだろう、5時間のポタリングでも頭痛や目眩は一切感じなかったな。紫外線と風の影響で目薬必須ではあったが。