どれだけ金を使わずに最低限のキャンツー道具を揃えられるか理論値を考える
限界キャンツー入門セットRTAはっじまるよ~
以下動画文字起こしと補足を少々
入門用キャンツー道具は何がいいか、何が最安かと度々質問されることが多いので、いっそ記事に纏めたる!まぁ2年前に考えたキャンツー入門最安装備の記事はあるんだけど、謎中華装備やワークマンバッグの登場で、更に安くそろえる事が出来るようになったのでこの度更新だ。
多分これが一番安いと思います。
まずキャンツーにおける「最低限」の定義をしよう。
極論を行ってしまうと、キャンプ場ないしキャンプ場っぽい場所(事実上の野宿)で、ただ一泊したらギリギリキャンツーと言ええなくもないが、それは最低限を割り込んでおり文化的なキャンツーとは到底言えず、どちらかと言うとエリート浮浪者に近いのでNG。
なので「最低限」とは、周りから見てもある程度は優雅で多少は文化的である事。それに加え、それなりに有能で快適な装備を考えていこう。
最初に考えるのはバッグや箱などの積載装備
タンデムシートにツーリングネットで縛り付けてもいいのだが、タンデムシートがちっさいフルカウルやタンデムシートが課長の額以下の面積しかないSSストファイ系でやるのは、流石に無理がある。
なので積載にはバッグor箱を使おう。
従来の王道を征く最安装備はホムセン箱で、金具を買ってきて加工は必要だけどだいたい40Lで5000円も有れば作る事が出来た。が、この度ワークマンが、1900円で70Lという容量よし価格よし機能よし俺によしお前によしの神的な「FW-101 メガボストンバッグ TC」を売り出し始めた。
これは積載ベルトの付いてないバイクメーカー品のキャンプ用バッグみたいなもんだ。それが1900円で手に入るとかヤバいわよ(キャ)普通に買ったらタナックスのキャンピングシートバッグ2なんて1.4万ぐらいするからな。ほんとワークマンはライダーの欲しがる物を安くピンポイントに出してくる。
と言う訳で令和時代の激安キャンツー用積載装備はワークマンのFW-101 メガボストンバッグ TCにしよう。
念のため型崩れ防止に、ダイソーでベニヤ板とかまな板とか、補強できるような板を買ってきてバッグの底に敷いておけば完璧だ。
積載方法はホムセンの荷掛けベルトでいいだろう。amazonで買うよりホムセンで買った方が安いぞ。
次にテントと寝具
安さを追求すると中華製謎テントになるわけで、しかしアレはシーリング(防水処理)がカスカスのカスで平気で雨漏りするし、シングルウォールでガッツリ結露したり、通気性もうんこだから普通に蒸し焼きになる。ポチった日にはワザップジョルノになりかねない。
なのでテントは最低でも5000円以上は出したい。ここが金のかけ所さん!?だ。
じゃあどんなテントがいいのかと言うと、やはりここは王道のバンドッグ ツーリングテントがいい(脳死)ツーリングドームは最低限を一通り満たし、真夏はさて置き冬でも使用できたのは素晴らしい。と言うかクソ中華テント買って夜中テント内が不快でろくに眠れず、雨漏りまでカマされた日にはキャンプ嫌いになるぞ。
なおワンタッチテントは仕舞い寸法デカマクラなので除外する。デカすぎてワークマンバッグに入らないかもしれない。
寝具に関しては、流石に初心者がいきなり真冬の雪中キャンツーなんてしないだろうし、春~秋の関東圏平地を想定して鹿番長のシュラフと銀マットが有れば十分だろう。
鹿番長ならシュラフ900円、銀マット700円で買えるから十分十分。ちなみに当職の夏用シュラフはコールマンの15度対応1200円なので夏場はこれで本当に充分。
よし、これで宿泊するための装備は整ったな。
あとは人権を得て文化的なキャンプをするための装備を買おう。と言ってもアウトドア小物を買いあさると、ブランドにも寄るが、袋一つで700円とか、折り畳みスプーンとフォーク1000円とか、おっぱげた値段の物が多く余裕で予算を超えてしまうため、ここはダイソーで揃える。
ダイソーはなぁー!すごいんだぞぉー!(ARIさん)ダイソーのアウトドア&トラベルコーナーは有能で、大半のアウトドア小物はここで揃ってしまう。細かい事に拘らなければ十分実用的なので、困ったらダイソーを除きに行こう。
では、ダイソーで何を買うかと言うと
- ステンレスコップ(断熱タイプも良いけど直接火にかけると爆発するので注意)
- コッヘル(クッカー、アウトドア用の折り畳みミニ鍋。2つあると便利)
- アウトドア用食器(折り畳みスプーンとかステンレス箸が有能)
- 折り畳み椅子
- 折り畳みワイヤーテーブル(プラスチックの折り畳みテーブルでもOK。2つあると便利)
- ランタン(テーブルライトとかモバイルバッテリーにつなげて使える卓上ライトとか)
- 蚊取り線香
- 台所用ザル+園芸用フラワースタンド(この二つ組み合わせると即席焚き火台になる。地面に炭や薪を直置きして燃やすのはダメだぞぉ♡)
- 炭と着火剤
- ライター(持ってなければ)
- うちわ(すみや焚き火への送風)
- 保冷バッグ
- ウォーターボトル(2Lぐらいは欲しい)
- トラベル用枕(ふくらます奴)
- トラベル用アイマスク
- トラベル用耳栓
- 着替えとか入れる各種袋x3ぐらい
- 料理したいなら調理ハサミとまな板
以上、ダイソーで¥2,500分の小物を買ったら終わり!
ちなみにこれをamazonとかにある普通のアウトドアブランドで揃えようとすると、格安が売りの鹿番長ですら普通に1万を超える。ダイソーはなぁ!すごいんだぞぉー!(念押し)
という訳で完成した限界キャンツー入門セット理論値は、税抜き合計で
バッグ | ¥1,900+100+400 |
テント | ¥5,300 |
シュラフ | ¥900 |
銀マット | ¥700 |
ダイソー | ¥2,500 |
合計 | ¥11,800 |
ぐらいになった。
ガスバーナーとかヘッドライトとか、パチノックスとか、欲しい物も多いけど、初心者キャンツーエンジョイセットと考えれば何とかなるだろう。多分。不安ならキャンツーやってる人に付いていき混ざってみると、だいたいは最新キャンプギアを買い込み使いたくてウズウズしている見本市状態になっているので、何が必要で何をやってみたいのか自ずと見えてくる。
ちなみに雨や気温の心配もなく、結露しようが気にしないというなら、謎中華テントにして1万円を切る事も出来そうだな。あっそうだ(唐突)セットの名前はワークマンと鹿番長を入れたので「ほも」にしよう。
さて完成した感想ですが、キャンツーは金もかかって敷居が高いイメージだけど突き詰めれば意外と安く揃えられるので
気軽に参加してみようね!デカいテント持ってる人に寄生すればシュラフと椅子と食器だけで泊まれるかもよ(泊めてあげるとは言っていない)