ちょっと前にツイッターで
「謎中華レバーがヤバイ!安くても手を出すな!」
という話題がバズっていて、そう言えば何本か中華レバーを持っていたことを思い出し、天気予報ガチャに2連敗したついでどの程度やバイのか検証してみた。
比較するのはとりあずこの3本。
真ん中は高級つよつよレバーと名高いZETAのパイロットレバーで、こいつを基準として謎中華レバーと比較しよう(情け無用)ジータの有無を言わさぬ品質と加工精度で謎中華製品をことごとく粉砕するぞ(鎧袖一触)
と言うか、なんでZETA持ってるのに謎中華レバーがあるのかと言うと、社外セパハン化したお陰でZETAや純正の長い4フィンガーレバーがカウルに干渉し、ハンドルロックを潰すぐらいデカいストッパーを入れないと装着不能になってしまったり、あとはヤマハ用の緑色レバーなんて中華品以外に存在しないという理由だ。どうして有名メーカーはヤマハグリーンのレバーを売らないんだろう(純粋な疑問)
さて取り急ぎ中華レバー2本の動きやガタつきを動画にしたので見てくれ。こいつをどう思う?
謎中華ブレーキレバーのガタつき比較
— corocoma (@corocoma) 2020年3月2日
中華パーツでも精度の良し悪しがだいぶ違う
MZSはゴミ pic.twitter.com/T6T9s33xZb
MZS ブレーキレバー
まず動画最初の黒い奴、悪名高きMZS ブレーキレバーから見て行こう。
とりあえずバイクに取り付けてみると加工精度がガバガバ過ぎて上に下にガクガク揺れる。ブレーキ自体はとりあえず機能するのだが、最重要保安部品がまるで福島県会津若松市の郷土おもちゃ赤べこみたいにビヨンビヨン愉快に動いてしまうのは精神衛生上よろしくない。
あと無段階調整機構のスプリングが舐めてんのかってほどクッソ弱いため、テンションを最大にしてもカッチリ感はなく、これも赤べこみたいな動きに一役買っている
ではブレーキタッチはどうだろう。
お高いZETAレバーだと凄まじい剛性のためか、ブレーキホースをステンメッシュに変えた様なカッチリ感がでるのだが、果たして削り出しを自称するMSZ中華レバーは…
ウーン…少々グニャっとした感触で、例えるならブレーキホースが圧力に耐えきれず膨らんでいる様な、レバーがしなっている様なふんわり感があり、剛性もクソもない握り心地。これも使用できないほどではないけれどあまり好みではなかった。
まぁ、見た目自体は言うほど悪くなく飾って眺めている分には綺麗じゃないっすかね(適当)
ライドイット ビレットレバー
次は動画の後半、MZSと同じ価格帯のJP-230 ビレットショートレバー
ヤマハ用の緑色レバーという当職以外に誰が買うのかわからんニッチ過ぎる需要を満たしてくれた中華レバーで個人的には割と気に入っている奴。
動画見て分かる通り、MZSと同じ価格帯の中華レバーのくせして加工精度が高く、ガタつきはほぼゼロで装着感はカチッとしている。
バラしてみるとスペーサーまで入っていて以外とまともな作り。これでブレーキタッチが最高なら言う事無しだな!
…そんなうまい話あるわけなく、やっぱりMZSと同じくグニャっとした柔らかい感じがする。ガタガタ言わないだけまだマシなので、ふんわりタッチを気にしなければまだ使える方の中華レバーだろう(建前)緑色だし(本音)
しかし中華レバー特有のふんわりタッチ感は、やはりアルミ合金の素材自体に問題が有るんだろうか。
一口にアルミと言っても混ぜる素材によって強度も様々で…んまぁそう、詳しくないのにこの分野の話をすると、自称素人のリアル現場猫集団に襲われかねないから細かいことはさて置き、つよつよZETAが2本で2万に対し謎中華レバーは2本で5千円ポッキリと1/4の値段なのだから、使ってる素材が値段なりの物と言うことなんだろう。多分。
と言う訳で中華レバーを比較してみて。
値段からしてそもそも高品質を求めるのも間違いなのだが、同じ価格帯でもMZSみたいな使っちゃ危ないまである製品未満のクソと、まだ使用に耐える良心的な物が混在していて、一概に全部が全部クソ品質と言う訳ではなく、中華レバーガチャに勝利しSSRを引けば多少はまともな物が届くようだ。
つまりZETAレバーを揃える金で中華レバーガチャ4回引けるな?ZETA買ってきます!!!!!!11
余談だけどマッドマックスという台湾系5千円レバーをninja250先輩で6万キロぐらい使ったら、ブレーキタッチがふわふわ通り越してグリップに接触しそうなほどどんどん歪んできた。既にZETAに変えてはいるけど、謎格安レバーは耐用年数まで短い説が有るので、しばらく遊んだらまともなレバーに交換するなりした方がいいかもしれない。