事故報告書 VS一般ホーミングクソ猫ミサイル
場所
宮城県白石市付近の国道4号線 第2車線
時刻
午前11時ぐらい
事故の内容
一般ホーミングクソ猫ミサイルが走行中の前輪とカウル左側に命中
発生原因
死角から突進してきた一般ホーミングクソ猫ミサイルが完璧な終端誘導に成功したため
発生状況
- 交通量が多く四方を大型ダンプや乗用車が爆走している実質高速の国道4号線。
- 当方が国道4号線の第2車線をダンプの群れの中、流れに乗ってちんたら巡航中。突如やや前方の第一車線を走行していたダンプの正面からアホ猫が道路を横断すべく猛ダッシュで突進してきた。
- クソ猫ミサイルの姿を目視した時点で、もはや制動距離のずっと手前に迫っており、その距離は推定20m(時速60kmの空走距離+制動距離は44m、時速60kmでは1秒間に25m進むので将棋で言う詰み)クソ猫の進路と速度もこちらの未来位置にドンピシャ。何をどうあがいても衝突は不可避だった。もう助からないぞ❤
- 運命は決した。ダメ元でブレーキか回避行動を取るか一瞬迷ったが、しかし下手に回避しようと変な体勢でクソ猫に突っ込みタイヤを取られコケたり、全力で急制動して後続にカマ掘られるなどリスクが高い。ここはバイクの直進力を信じ、抜刀突撃の如く躊躇なくタイヤを真っ直ぐにし確実に轢くのが最も安全だと決断した。ケツの穴を締めて進路そのまま、クソ猫の回避能力にもちょっと期待し衝突への覚悟を決める。
- 前輪に落下物のスニーカーでも踏んだような何かを乗り越えた衝撃と、やや強くハンドルを取られる感覚。それとアンダーカウル足元付近からボコンというクリーンヒットした音が聞こえたものの、それ以外は一切問題なくバイクはしっかりと直進し続けた。後輪で踏んだ感触はないため、ガッツリ轢いたと言うより踏んで弾き飛ばしたという感じだろう。
- ミラーを見るとクソ猫ミサイルは、走ってきた方向へ元気に猛ダッシュしていく所までは確認できた。後続のダンプ軍団が仕留めてない限り生きてはいるだろう、多分。路側帯もなくその場で停止するには追突の危険があったため、程よく速度を落とし少し走ったコンビニで停車し車両のチェックを開始した。
- 余談だが衝突まで毛並みの模様まではっきりとスローモーションで見えており、少なくとも首輪の無い若い猫だった。
被害状況
特になし。
猫の血液や毛の付着も認められず、思いのほか重大な衝突ではなかったようだ。
対応策
- 野良猫サイズの動物であれば質量はせいぜい3kg、胴体は直径15cmほどになる。このサイズの比較的柔らかい小動物であり、こちらが200kg近いバイクで車輪も大きく速度がそれなりに乗っている場合、どうしても回避できないならバイクの直進性で綺麗に踏み越えてくれる事を信じ、タイヤを真っ直ぐにし躊躇なく轢いたほうが安全と思われる。実際何とかなった。
- 個人的に猫は好きだし動物の命も大事なのはわかる。しかし倫理的にも道路交通法からしても、自身の命や周りの車両まで危険に晒してまで動物を守るのは間違いだ。これが人間の子供の飛び出しだったら全力で回避しようと努力すべきだが、猫はあくまでも畜生でしかない。物事には優先順位がある。いざという時に迷わぬよう、一番に守るべきは自分、次に他人の命、最後に余裕があれば動物と覚えておこう。
「キツネが出てきたら躊躇なく轢けェ!!」という名セリフ。今回の経験から言うと、猫サイズの小柄な個体ならまだしも、最大10kgにもなる成体サイズのキツネを轢くのは無謀だろうから止めておいたほうが良い。成体キツネVSバイクだと多分負ける。- 最後に、全ての公道を走る野生動物に免許制度と自動車保険加入の義務付けを勧告する。
以上。