痛単車とはキモ・オタクが車に推しのステッカーを貼って見た目をヤバくするアレのバイク版である。
かくいう当職も絵とか3D作ってるポタクなんで、幼稚園児がいる家庭の冷蔵庫みてぇにバイクにあれやこれや貼ってるわけだが、障子を定期的に張り替えるが如くデザインを変えたい欲が出てきたのでいっちょやるか!
前回
制作方法
所でどうやって痛単車を作っているのか疑問に思うだろう。
一般的なのは痛ラッピングをやっている専門業者に丸投げする事だ。デザインも含めて全部やってもらえるし、何よりとても綺麗な仕上がりになる。が、問題は費用。
バイク一台だとカウルの有無や施工内容により5~10万ぐらいは行くそうで、全塗装と変わらんぐらいのいい値段がするらしい。
そこでステッカーの自作だ(脳筋)
700円のデザインナイフと2000円のカッティングシート、そして根気さえあれば何でも作れる(何でも作れるとは言っていない)全自動ステッカー作成マシンことカッティングプロッターとかいうチートもあるのだが、こっちもそれなりの値段がするしベクター画像の知識も必要で、まぁ2年に一度作るか作らないかならわざわざ買う必要はないだろう。
作り方
という訳で早速作っていこう。
まずは痛ステッカーの題材・デザインを考える。何をステッカー化して貼るかは最も重要だ。そうだな…よし!3Dモデルの自作から始めるか!(意味不明)
#バイク擬人化 自作3Dモデル「忍」作りました - corocomaのイラスト - pixiv
作った(行動力の化身)
まぁ丁度VR用の3Dアバターとしてひとつ作りたかったので一挙両得アブハチトラズ。このモデルを上手いこと使ってステッカーを作るぞ。
製作開始
これをこうして
こうじゃ!(ガバガバ設計図)
まま、あんまりごちゃごちゃした物を作ろうとしてもデザインナイフ一本ではどうにもならん。
バイクのカウルは複雑な形をしているので、ある程度ズレたりはみ出ても作画崩壊にならない程よくシンプルな潰しの効くデザインが正解だ(建前)作るのがめんどくさい(本音)
まず印刷用の画像を作ったらコンビニコピーで印刷しこれを型紙とする。
型紙とはカッティングシートの上に貼り付けて、この黒い部分を切ればブツが出来上がりますよと言うガイドラインに使うものだ。流石に画像を見ながら何となく勘で切り出す分けにはいかないからな。
フルサイズバイクのサイドカウルはだいたいA3用紙1~2枚分ぐらいの面積が有り、今回はカウルをめいっぱい使いたいので一枚の画像をA3用紙2枚分に拡大して印刷した物を用意した。
カウルの大きさは車種にも寄るので印刷前にコピー紙を当てて確かめたほうが間違いないぞ。
型紙をカッティングシートに適当なテープか何かで貼り付けたら切り出し開始。「オスッ!オスッ!」と気合を入れながらデザインナイフを振り下ろす度に菊門にギュッ、と力を込めて切り出し続ける。
使うかは分からんけどコミネマンステッカーも作っちゃう。
できた。
ちょいちょいズレたけど遠目には分からんしまぁこんなもんでしょ。痛単車化するとナンシーおじさんエンカウント率が大幅に下がるからオススメだ。マジでおじさんが話しかけてこなくなる。冷静に考えて近寄りたくねぇよなぁ!?