ロード5くんどうした!
1.6万キロ走った上にサーキットで酷使したせいでサイドが段減りしスリップサインが見えたミシュランのロード5くん。
センターだけ見ればまだ2部山ほど残っており、向こう3000~5000kmは戦えそうな気配もあるのだが最近サーキット熱が再燃してきており、ついでに「ハイグリップ入れっぺ」と天の声が聞こえたのでα14に交換します(問答無用)
ダンロップα14交換
新しいタイヤはダンルルルォップのα14。
見ての通り溝の少ないサーキット向けハイグリップタイヤで、と言っても雨天性能・低音性能が良好らしくストリート走行にも配慮した、ガチガチのガチタイヤではない赤ちゃんにも優しい万能タイヤらしい。
少なくとも最大の弱点である道路が川になる大雨の中を走ったり、マイナス5℃の真冬を走らない限り問題なく戦ってくれるだろう。
追記:α14で氷点下の東北と砂浜と雨天走行してみたインプレ
ロード5のサーキットインプレはこちら
インプレ
初ハイグリップタイヤです。
という訳で早速サーキットに持ち込んで皮むき&インプレだ。オッスお願いしま~す。
オギャりながら出走し徐々にペースを上げながら走ると中々切れ込みがよく、倒し込みが底上げしすぎて中身スッカスカのコンビニ弁当並みに軽い。
流石に1.6万キロ走ったロード5を引き合いにしてはアレだが、ロード5は一定のバンク角までは割と軽快に倒れても、そこから先の深いバンクに入ると途端に接地感が腰砕けになるラインがあった。
α14はそのラインを何事もなく素通りしたと思えば、グリップ感を増しながら勝手に切れ込んで、自分からどんどんバンク角を増やそうとしていく感じがあり、要するに今までのタイヤに比べ限界がとても深く無限にペースを上げられそうな、ヤジュセンの枕よりデカい伸びしろが見える。
これはいい買い物をしたな~~~~~
と、本格的に頑張り始めて数分後がこちらになります(死屍累々)
今日は最高気温30℃って予報なのにどうして…サーキット走行は分厚い革ツナギを来たままの全身運動で、細かい説明を省くが30℃を超えると俺が死ぬ。
この日も例にもれずタイヤは絶好調なのに、ライダーゎ熱中症の初期症状という体たらく。くたばる前に泣く泣く撤収!終わり!閉廷!
余談だけどサーキットでTM EN250という2stモタードマシンに乗らせてもらいました(照れ)
WR250より更に高いシート高で両足が10cmぐらい浮き泣いちゃった他、バランサーレスエンジンと思われる三角木馬付きランマーみたいな爆裂振動と、5000回転でもうninja250のパワーバンド並に速いバケモノっぷりで面白かったけどトラウマもんでした♡
インプレリベンジ
初ハイグリップタイヤです(再放送)
あれからしばらくして涼しい日に再挑戦すべくまたサーキットにやってきた。
今日はやや涼しい予報とは言え、熱中症対策に保冷剤や冷凍ペットボトル、魔法瓶に入れた水浴び用冷水など対策品を山ほど持ってきた。これなら午前枠終了まで走りきれるだろう。勝ったな風呂行ってくる。
そしてブレーキパッドも新兵器を用意した。
それはZCOOのセラミックシンタードパッド。
ヘタクソほど機材の力を借りよと言いまして、サーキット向けブレーキパッド二大巨頭のZCOOとメタリカ、今回はZCOOOOOOOOOOOOのZRM-N011ブレーキパッドを導入してみた。
温度依存が少なくストリートも行けるという万能パッドらしい。
という訳で対戦よろしくお願いします。
これ以上は気持ちよくなっちゃうよやばいやばい…
経済性に定評のあるデイトナのゴールデンパッドからの交換だった事もあり、ZCOOOOOOOOOOOOOOのパッドは予想以上に良好な感触。走り込んでも握った分だけスパッと"とにかく効く"力強い制動力は、例えるなら竹を割ったような性格のいい依存させてくるメンヘラ。
こんなの戻れなくなっちまうよ…
そして肝心のα14。
やっぱり良いタイヤで、その良さを一言で表すと「今までより速いスピードで曲がれる」
どこまでも無限にバンクできる様な粘り強いグリップに、え?こんな速度で突っ込んでも曲がれるの?え?え?こんなバンク角してもいいの???と、主人公機にボコられ「それがネクストの動きだと?…じゃあ俺はなんだ?」と撃墜直前に嘆くACfAのワンダフルボディみたいな衝撃を受けた。
タァイムは1"08.3で自己ベストを更新。
っぱタイヤっすわ!と言ってもまだタイヤを信じきれずオギャってる所があるので、その辺をきちんと詰めればタイムはもっと削れそう(飽くなき探究)
ライダーは割と頑張っている雰囲気はあってもタイヤは全然余裕そうで、更にペースを上げても無茶な操作をしても平気なツラして路面に食らいつくであろう確かな安心感がある。これでストリートにもそれなりに強いのだからα14はいいものだ。
たまに自走サーキット通いのツーリングおじさんなら良い選択肢だろう。