エンジンから聞こえるカタコト音が強くなり、そろそろカムチェーンテンショナー交換の時期になってまいりました(5年ぶり3度目)
カムチェーンテンショナーはエンジン内部で空気を吸ったり吐いたりしているカムと呼ばれる部品を動かす歯車を動かすチェーンの張り具合を調整するスライダーを押し込むパーツだ(マトリョーシカ)
要するに自動車で言うタイミングベルトの自動調整器。
エンジンの中にある歯車の動きを正常に保つパーツだな。これがまともに動かんとエンジンが一発でぶっ壊れる。
で、そんな重要なパーツが2~4万キロぽっちでヘタり定期的に交換しないといけないのがninja250だ。やっぱりカワサキってクソだわ。
ここやで(トントン)
エンジンの奥に見えるシルバーのデカ乳首みたいなのがカムチェーンテンショナー。
だいたい4万キロちょいでヘタってくるパーツで前回の交換から4.7万キロ。流石にカタカタ音とチリチリ音が野獣のイキ声よりデカくなり、おまけにコツンコツンという振動まで来たたためいい加減交換しよう。
ちなみにカムチェーンテンショナーの交換は万が一にも内部のチェーンがズレないよう、プラグホールを覗いてピストンが上死点に位置しているか確認する必要がある。あるのだが…まぁその確認が面倒だし毎回ピストン位置はお祈りで交換している。
今のところ無事だし大丈夫でしょ。
きれいそうなデカ乳首に見えるだろ…寿命なんだぜこいつ…
この黒っぽい棒がチェーンの張りを保つためスプリングの力でグッと伸びるのだが、このスプリングが根性無しでヘタりやすいらしい。
ヘタった時の症状としては
- エンジンからチリチリやシャラシャラと言った音が聞こえる
- …コンッ …コンッ って謎の振動(割と大きめ)がハンドルから伝わる
- コールドスタート(エンジン冷えてる時の始動)時のアイドリングが不安定
- ↑でもエンジンが温まると症状が消えて好調になる
というもの。
これを放置するとチェーンの張りが適正に保てずカタカタと暴れてエンジンから変な音がし出し、仕舞にはピストンがカムと幸せなKissをして終わるとか。
パーツ品番はテンショナー12048-0084、ガスケット11061-0792、ゴムリング67002010の3つ。
ボルト類は付いてる物を流用だ。
横着してカウルを外さずねじ込む。
締め付けトルクチェックヨシ!
取り付けたら最後にストッパーを引き抜いてカシャンと音がすれば作動確認。
ストッパーを抜いてから取り付けたり、抜かずににエンジンを始動すると一発廃車なんで気をつけよう。
最後に防塵ボルトを取り付けたら完了だ。
早速テスト走行と行こう。
お祈りしていたピストンの位置は問題なかったようでカムチェーンテンショナーは無事交換成功。異音も振動も消えた。これで向こう4万キロは大丈夫だなガハハ!
肉を食したらぐるりと回ってエンジンの状態ヨシ!
所で最近オートチョークの元気がなく、コールドスタートでスロットル開度10%まで吹かさないとエンストするキャブ車みたいな症状が出ているけど、まぁエンジンが暖まれば動くし問題ないだろう。