「芋煮」についてぇ…お話します…
東北では秋に河原でBBQではなく芋を煮ると言う文化がある。
なんじゃそれと思うかもしれないが、本当に河原で芋を煮るのだ。何なら近所のスーパーでは芋煮キットの貸出コーナーも有るし、町内会は夏祭りの次に芋煮会の準備を始めるぐらいポピュラーな文化である。俺は正常だ!
そんなわけで去年もやった芋煮キャンツー、今年もいくぜ。
檜枝岐かわばたキャンプ場へ
おめぇの出番だコペン!
なんやかんやコペンも納車一周年。長距離がバイクに比べて楽な上に、地獄の猛暑と東北の冬にも耐えられる事で出番が増加し走行距離が年間8000kmにもなっていた。


蕎麦でも食いつつ福島の山奥へ向かう。

檜枝岐かわばたキャンプ場
ウーッス
ささっと到着して設営しよう。本日は他にバイクおじさんが3人来るらしい。


ん?

バイクの集まりなのにバイク1台しか居ないってマジ!?
迫真バイク部の老化が止まらない

そういえば今回のキャンツーは新しい装備をいくつか持ってきている。
まずは鹿番長のイージーライトコット。

うちのキャンプ装備はかれこれ12年物が多い。
テントは穴が目立ち浸水しがち、タープはシームテープが崩壊、シュラフに至っては浮浪者のおっさん(60)みたいな香りがしている。こっちも耐用年数的に老朽化が著しい。
まぁ流石に10年50泊以上使ったんだから大往生だろうという訳でぼちぼち装備を更新していた。

キャンプはコールマンのツーリングドームに更新、浮浪者のおっさんシュラフは鹿番長の-9℃化繊/中綿に更新。タープも鹿番長の白いヘキサゴンへ。
車があるとサイズ気にせず装備を突っ込めるぜガハハ!


あと積載に物言わせてダイソーの三脚物干し台ことハンギングラック
薄汚れた折りたたみテーブル類もデカいのに更新しようかなと思ったけど、物を置くのではなく吊るしたほうが便利なことを以前のキャンプで見ており真似した。

魚…魚がフタチマル…
キャンプ場の周りを散策してると池がありイワナか何かの魚が居た。どうやら飼ってるらしい。まるで自然の食料庫こと隠し沢みたいだぁ
という訳で芋煮の時間 開 幕 だ

今年も山形のおがわおじさんが材料まで用意してくれて本物の山形芋煮を振る舞ってくれる



お~ええやん
今回は醤油と牛肉の山形芋煮で、芋煮は地域により味噌と豚だとか味と具材の組み合わせが違う。その違いできのこたけのこ戦争並の仁義なき戦いが勃発することもあるから注意が必要だ。
ちなみにオラが村の宮城県は味噌と…ん?山形…芋煮…?うっ頭が

芋煮をたらふく食べて焚き火にあたる。世界よ、これが芋煮だ。
そう言えば原初の芋煮は400年ぐらい前で、物流の拠点である最上川の河原で船乗りたちが食べていた鍋が元だとか。当時は肉ではなく魚を入れていたらしい。

翌日
今日もいいペンキ★


さて本日は帰宅しつつ、仙台で行われているバイクの展示会に行って晩飯を食う予定だ。
こう天気がいいと屋根を開けたい所だが、キャンプ道具を満載しているとそうもいかないからいかんともしがたい。

最近はスズキのDR-Z4Sといいオフモタブームが始まってないか?
ヤマハのWRも生き返れ生き返れ…


バイクor車で走り回ってキャンプして締めに肉を食う。これが基本的人権である。
