エンジン・サウンド・エンハンスメント(ESE)という物をご存知だろうか。
爆裂マフラー付けたいけど、それじゃ車検にも通らんし近所迷惑やなぁ…せや!車内のスピーカーからマフラー音再生したらええやん!
という擬似的・電子的な排気音カスタムである。最近の4輪ではお高いグレードやスポーツモデル等に純正で付いてるらしい。
まぁフェイクサウンドをスピーカーから流すってなんじゃそりゃと思うかもしれないが、是非は置いといて何かと配慮が必要な令和の時代には合理的なカスタムと言えるかもしれない。
じゃあ時代に置いてかれないよううちのクルルァでもやるぜ!
という訳で買ってきたESE機材がこれ

お手元スピーカー
きこえる君
このお手元スピーカーきこえる君は耳が遠い爺婆向けに、テレビの音をマイクで拾って手元のスピーカーから流すという画期的な商品だ。
いや、テレビの外部出力に繋げば良くない?何だこの原始的なスピーカーは(困惑)と思うかもしれないが、むしろこのマイクで音を拾うという石器時代の技術、車のボンネットの内にマイク仕込んで車に置けば即席ESEになるのだ。
これもう半分自動車用品でしょ。

早速仕込んでみよう。
まずセンターコンソールの下にきこえる君を固定して

ドアの横を雑に経由しボンネット内部へ通す。仮配線なので適当。

ブルンブルン震えるエンジンにマイクを直付けすると音割れがえらいことになったため、少し離してバッテリー辺りにタイラップ(結束バンド)(インシュロック)で適当に固定する。

よし完成だ。
名付けてガバガバ・エンジン・サウンド・エンハンスメント・きこえる君、通称G-ESE/K ver2.31
早速試走してみよう!
まず走り出すときこえる君から鳴り響く軽トラみてぇな懐かしいエンジンサウンド。可愛いね♡
ボンネットの中から確実にエンジン音を拾っている証拠だ。

エンジン音は置いといて、今回は吸気音とブローオフバルブの音をメインで鳴らしてほしいのだが、果たしてどうだろうか。
期待を込めながらアクセルをブラジルまで踏んでみると…
おお

思ったより明確にポヒュルーン!という純正ブローオフバルブの音とヒュゴー!という大迫真の吸気音が聞こえる。まるで毒キノコ入れて大気開放したみたいだぁ…
試しにきこえる君をオフにしてみると生の吸気音は微塵も聞こえず、ほーん中々の集音性能だ。窓も屋根も締め切っていても、良さげな雰囲気の音を楽しめる玩具としてなら中々面白い。
面白い一方で問題点も有る。
まず音質がカス。

きこえる君は元々2000円程度の爺婆向けスピーカーなだけあって音質はダイソー未満。そして音質が悪いせいで軽トラめいたエンジン音が尚更耳障りに聞こえてしまい、長時間運転していると鼓膜が疲れてしまう。
迫真の吸気音は思ったより楽しいのでそこが残念だ。
もしこれを、もう少しちゃんとしたマイク+マイクアンプ+スピーカーを揃えて組み上げ、そのうえで吸気音をメインに集音出来れば、かなり実用的な玩具になりそうな気もするな。
チューニングパーツとしては安い上に、エンジンも純正そのままで車検も安心。ご近所さんもおまわりさんもニッコリ。
突き詰めたら思ったより楽しそうだ。