初大型バイクです。
今日は昨日が受け渡し日なんで、コミネをしこたま着こんでから向かい始めたんや。
受け渡し
いつもの
コミネ初期アバタ―
息をするようにコミネマンバトルスーツで地下鉄に乗り込むホモ1匹。
流石にこの装備を外して持ち歩こうとすると、プロテクターが嵩張りキャリーバッグにすら収まらない量になるので仕方ないね(レ)バイクに乗るときはどんなにちょい乗りでも完全装備なので着てこないと言う選択肢は無いから(キチスマ)
もちろん漢の魂袋であるホモセン箱もアイボルトにショルダーストラップを括り付けたキャリングモードと化してぶら下げている。でも肩掛けするとちょっと歩きづらいので素直にホムセン箱リュック形態にした方が良かったかな?(狂気)
レッドバロン宮城本店
スロットルを掴んでとくさんか?と聞いてください。
「違います」といいますからそうしたらあとはホ*ライダーのおもちゃです。そんな訳で無事引き渡し完了!お前をホモバイクに仕立てや…仕立てあげてやんだよ。お前をホ…バイク…にしたんだよ!
お前をライムグリーンにしてやるよ(ヤマハ乗りの屑)→追記:ライムグリーンにしました。
イクゾーーーーー!!!あえっ
フェザーS2くんファーストインプレ
まずは乗車ポジ合わせをしながら太いバイクに体を馴染ませるため100kmほどグルグルしてドバァーっと出した感想。
そもそもFZ6フェザーS2って?
所でgoobikeを見てくれ、こいつをどう思う?
GSR600よりレア車(暴言)
FZ6シリーズは欧州の免許制度(海外版中免)に合わせて作られた入門モデル。海の向こうでは日本で言うCB400SF/SB的な立ち位置として、小僧からオッサンまで幅広く親しまれている優等生バイクなのだが、海外向けエントリーミドルというクッソ微妙な排気量のためか日本での人気も知名度もほぼ無い不人気車である。
そもそも名前を聞いたことが無い、実物を見たことすら無い人が多いかもしれないな。
そんな日本では不人気車のフェザーS2だが、98馬力/装備212kg(ABS版)に楽なポジションとまぁ普通の大型ミドルで素性は悪く無い。
外観はちょっとオサレに面取りしたアルミ角材とアルミ鋳造フレーム。質実剛健成立フォークに、かっこいい意外に何のメリットもないセンターアップマフラーと無駄に高回転な4発エンジン。実用性と小僧が喜びそうな要素を、安っぽいじゃなく実際安い予算の範囲内でどうにかこうにか遣り繰りした漢のバイクだ。
なおこいつは09年に生産終了になり、今は青い末弟の人が乗っている単眼FZ6R(日本名:XJ6ディバージョンF)が後継機となっている。後継機と考えるとMT-09/トレーサーもFZ6から派生しているように見えるな。
詳しくはFZ6-N/R(13B/5VX)の系譜でも見てほしい。
速さ
まず走り出してみると…ちょっと普通、3点!(挑発)
速いこた速いけど1000ccみたいなクソトルクが有るわけではなく、アイドリング発進も無理じゃないかと思うほど低回転はとても大人しい。どちらかと言うと400みたいな感じがしてまぁ600ccならこんなもんかな~?(煽り)と思いながらタコメーターを見てみると3,000rpmしか回ってなかった。
フェザーくんのレブリミットは14,000rpm、98馬力を発生するのは12,000rpmである。
(ペチン)よし、じゃあレッドゾーンにぶち込んでやるぜ!
軽く開けてちょっと引っ張っただけでも、オニーハンでは逆立ちしても出せない加速力ですっ飛んで行きお*んこになった(メタモルフォーゼ)
これ全開したらどうなるんですかね?(飽くなき探究)
流石2003年ごろのYZF-R6流用エンジンだけあって開ければ開けるだけ、ではなく回せば回すだけ野獣と化してゆく挑戦的な高回転型エンジンで大変よろしい(恍惚)
回さない限りはクッソ大人しというのも、不整地や雨の日を考えると実に使いやすそうだ。例えると平常時は小さいがエレクチオンすると10倍ぐらいに肥大するアレみたいな感じだな(比喩)かと言ってオニーハン比べれば十分な低速の強さも有るので、これと言って町乗りも苦にならなず、なるほどこれは優等生ですわ。
ちなみにエンジンに関してググってみると、フェザーS2を30万キロほど乗っているバイク便OYJのHPがありこう書かれていた。
念の為にヤマハ発のサイトで技術報告のバックナンバーを確認。FZ-6のエンジンはやはりR6のモノをそのまま使って、カムのプロファイル変更、インジェクションのマッピング変更のみで、クランクマスを増やしたりはしていないようだ。
ツアラー(大嘘)
R6との性能比較、ほか0-100などの実測はこちらのブログに乗ってある。
FZ6 YZF-R6 最高速 236.1km/h 263.0km/h 発進加速 0-100m 4.5s 135.5km/h 4.3s 142.2km/h 0-200m 6.9s 167.0km/h 6.5s 178.5km/h 0-400m 10.9s 193.5km/h 10.2s 214.8km/h 0-1000m 21.2s 217.9km/h 19.3s 247.2km/h 0-100km/h 2.9s 47m 2.5s 39m 0-150km/h 5.5s 139m 4.7s 116m 中間加速 50-100km/h 6.4s 131m 6.7s 137m 100-150km/h 7.7s 269m 5.5s 192m 50km/h-200m 8.7s 116.8km/h 8.8s 118.6km/h 50km/h-400m 14.1s 150.2km/h 13.9s 163.3km/h
0-100kmも中々いい数字じゃないこれぇ?(スペック厨)
ヨーイドンして0-100mだけなら12年落ちの600SSと張り合えると言われたら中々に小僧心をくすぐる。
軽く高速やワインディングを流してみると
初期タイヤは既に終了しており乗車ポジ合わせなど色々忙しかったので開幕コバルトラインは出来なかったけど、県北~県東方面にあるちょっとしたワインディングをグルグルしてきた。流石に倒しこみはちょっと重く、スパッではなくヌルッと動く感じがする。まぁ基本的な走り方はオニーハンも600も大して変わらないのですぐに慣れてきたのだが、高回転気味で突っ込みパーシャルを当てた時のガクツキが実際恐ろしいとおもった(こなみ)
ガクツキと言うのはスロットルオフからオンにした時にガクンッ!と急に加速してライダーをびっくりさせたる!あの反応のこと。
これはninja250でも10,000rpmまで回してスロットルオンオフすると結構ガクガクすると思うが、FZ6はだいたい5,000rpmでもそれが発生してしまう。
しかしガクツキが怖いからと言って、バンク中にスロットル全閉というのはトラクションがかからずかえって危険なので、色々試行錯誤してみると低速コーナーではリアブレーキを引きずってみたりとか、スロットルをワンテンポ早目に超微開けし始めるとか、そもそも低回転でも十分なパワーがあるので高回転気味のままコーナーに突っ込まないようにするとか、いろいろ新しい技術を覚える必要そうだなと思った(未知のエリア)
と言うよりオニーハンみたく失速を恐れて小まめなシフトチェンジなんかする必要がなく、5~6速固定でもそれなりに走れてしまうんだよなぁ…。大型が楽ちんというのはこう言う事なのか。
FZ6(前期)のエンジン特性はこちらのHPで解説されているが
ninja250先輩の全力全開30馬力が、フェザー大先輩だとたった3,000rpmちょいで発揮されてるんだから、そら低回転でも十分に走れるに決まってますやん。
そういえばフェザーS2には4POTのMOSキャリパーが付いている。
無印フェザーは方押し2POTが付いていたのだがオーナーから止まらんと不評だったらしく嬉しい変更点だ。制動力は言うまでもないが、握った奥のほうで効くタイプなので街乗りでも神経を使わず、軽くワインディングを流しても全く不安のないブレーキだった。
サスの動きも柔らかめだがシットリしておりベタ付かず、サーキットでガンギマるには不足だろうが走行会程度には十分対応しそう。こう考えるとninja250先輩の純粋なスケールアップ版みたいなバイクだな。
ぶっちゃけカワサキがコレっぽいバイク、せめてZ750Sをガワ変えて今も続けてを出してくれていれば迷わずそっちへ行ったのに、今じゃSSエンジン流用ミドル4発ツアラーなんてヤマハしか出してないからおもしれぇよなぁ!
足つき
ノウシャァ…された時点でタイヤが終わっていたためブリヂストンの定番ツーリングタイヤ、BT-023を入れてみたら足つきが悪化しました(半ギレ)ちなみにBT-023の前後タイヤ交換費用は割引含めコミコミ3.3万!4万は超えると思っていただけに意外と安く済んだなぁ~(嬉しい誤算)
追記:BT-023は1.3万キロ持った。スリップサインまであと1mmぐらいは残っていたので、粘れば1.5万キロは持つかも。
恵まれない体系から生まれるクソみたいな足長。クッソ情けないバレリーナ恥ずかしくないの?
わし(164*55*74)ではかなりきついコレ!
これでシート高790mmってうせやろ?
ヤマハHP足つき比較で「身長170cm・体重62kgと中肉中背の極めて健康な平均的男子(FZ6 Fazer S2 2009 | 足付きリポート)」の両足べたつき写真が載ってるけど嘘つけ絶対嘘だゾ。半ケツをずらして無理すれば片足をギリギリ踵まで接地できる感じで、体感だとninja250先輩より+3cmは高い気がするんだよなぁ…
無印FZ6でシートが固いと不評だったためS2のシートはぎっしりあんこが詰まったものに改良されているのもクソチビにはかえって厳しい。当職のケツはロードバイクで鍛えられ万力のように固いのでこんなにあんこは要りません(半ギレ)最初はクソ重いしバレリーナだしねぇもうほんと無理と思ったけど、まぁ何とかなるでしょ(無敵)ダメならあんこ抜きでも検討しよう。
なお足付きとポジを比較するとこんな感じ。
・ノーマルninja先輩
・フェザー大先輩
・ペンスケセパハンver
ポジ自体は普通のネイキッドみたいでハンドルも妙に近くコンパクト。
ほかのレビューで「大柄な外人を想定しているのかハンドルが遠くポジションがきつい」と書かれていたがうせやろ?全然ユルポジじゃんお前ェ!もう少し低めで前傾できるハンドルに交換しようか考えたけど、ハンドルバーを手前にクルクル回して垂れ角をつけてみると、ノーマルハンドルのninja250先輩程度には前傾するポジになったのでまぁええわ。
ステップくん、きみには死んでもらいます。(無慈悲)
ハンドルは許容範囲だったけどステップだけはもう許せるぞオイ!バックステップ導入とまでは言わないけどゴムステップバーの感触が驚くほど糞で、しかもチェンジペダル・ブレーキペダルの位置を目いっぱい下げても微妙に足に合わずしっくりこない。
ステップの位置が前すぎるのはこの際仕方がないとしても、ステップバーだけは早急に変えないと走り辛くて仕方がないな。
重さ・熱
ファッキンヘビー(クソ重い)
似たような重量のninja400兄貴は羽のように軽かったのにどうしてこうも重いのか、これがダウンマフラーとセンターアップマフラーの差なのかというほどクッソ重く、停車中も微妙にふらふらする気がする。走り出せば気にならないし100kmも走ったら停車中のふらつきも大体慣れたけど、取り回し中のおっぺしっこはどうあがいても重くこれを書いている現在は全身筋肉痛である(クソザコナメクジ)
ハンドルの高さに妥協しようと思った理由の一つがこの重さなんだよなぁ…少なくともキャンツー荷物積んで走るにはもっと鍛えないとダメみたいですね。案の定センスタも上げられませんでした(キレ気味)
まぁ重量のおかげか走行中強めの横風を受けても全く煽られず快適だったので、距離を走る場合は利点だろうか。ところでエキパイの裏に見える黒いのがクーランドリザーバータンクなんですよ…(暗黒微笑)
なぜそこに付ける必要があるんですか(正論)
一方排熱。
本日の外気温は5度~7度をうろうろしていたためか水温計は80度ほどを上下し右足がほんのり暖かいな?ぐらいで特に熱くはない。夏場にメッシュパンツというシチュエーションだとどうなるか分からないけど、少なくとも秋冬は特に気にする必要もなさそうだった。
総評
そんな訳で大型OYJの仲間入りとなった。
このパワーは刺激的ではあるけど公道では過剰だしファッキンヘビーだし、たまに乗る分にはいいけど後々オッサンになって体がどんどん衰えてきたら手放しそうな気がする。やはりninja先輩を手元に残していたのは正解だったな(確信)