気づけばもう9月、そろそろ芋煮シーズンの開幕である。
芋煮とは英語でいうバーベキューであり、秋になると田舎のばーちゃん家やそのへんの河原でクソデカ鍋を用意し、芋をぶちこんだ鍋を作って食うのだ。
これだけ聞くと意味不明だが、北の方ではBBQの網の上で芋を煮ていると思ってくれれば概ね間違いない。
さて、一言に芋煮と言っても東京~大阪間以上の面積がある広大な東北では、標準語と名古屋弁と大阪弁と猛虎弁のように、地域によって味付けや具材が結構異なる。例えば宮城県では豚肉+味噌が一般的だが、山形県では牛肉+醤油しか食わんみたいな感じだ。
…ツーリングの記事でなぜ長々芋煮の解説をしたのかそろそろ疑問に思う頃だろう。
実は、この味付けの違いで戦争が起きている。
例えるならきのこたけのこ戦争。大判焼きの呼び方を巡る争い。それはもう壮絶な戦いが繰り広げられており、今回向かう山形県は今まさに芋煮シーズン。豚肉味噌の宮城県民が呑気にお散歩しようものなら、瞬く間に狂った原住民がやってきて大勢で囲んでユンボで叩かれる。コワイ!
鍋越峠
さて鍋越峠を通ってサクッと山形県入りしたぞ。
最近は秋雨前線で雨まみれだがこの日はベスコン。
途中、道の駅むらやまに立ち寄る。
山形名物の冷たい鳥そばもそろそろ食べ納めだろうか。あと1ヶ月もすればここも降雪秒読みになってしまう。
「里芋、牛肉、こんにゃく等を醤油味で煮込んだ山形自慢の郷土料理です」
道の駅とざわ
そう言えば先々月ごろの線状降水帯とかいう大雨で最上川が恒例の氾濫をかまし、この辺の道の駅が被害を受けたらしい。
まだヤバいかな?と思い来てみたがすっかり復旧し道もきれいだった。
この辺は大雨の度に被害を受けている地域のようで、よく見ると周りの民家も一階部分が嵩上げされていたりと、氾濫前提の作りをして力強さを感じる。
ああ^~最上川
水量もずいぶん落ち着いて色合いも程よく美しい。そう言えば白糸の滝ドライブインってお店減った?名物のヒレカツバーガーを食べようと来たのだがどうも見当たらなかった。
あっそうだ(唐突)
ラムエアダクトカバー買いました❤
これはおでこのラムエア給気口に付ける樹脂カバーで、顔のアクセントになるかなとポチった。オクに落ちてたから多分謎中華パーツで、裏側は3Dプリンタの積層が見える。
バイクの樹脂パーツが3Dプリンタ製とは時代だなぁ。
ちなみに何の意味があるの?と言うと特に意味はない。強いて言うなら傷防止ぐらいはなるかもしれん。
と言うか、そもそもラムエアダクトの形状はきちんと意味があるらしく、適当にいじって性能に良い影響が有るわけでもなし。まぁオサレパーツ以上の意味はなさそうだ。
道の駅しょうない
昼飯を食いっぱぐれたのでもう少し先にある道の駅しょうないまでやってきた。
へぇ面白い風車だね…と思ったらこれ空き缶やないか!
いかん危ない危ない…醤油ベース牛肉の肉そばだったら戦争になっていた…
この時期は山形風芋煮みたいな蕎麦が不意打ちで出てくる場合もあるから始末に終えない。
所で、山形県は芋煮日本一を誇っており、日本一の芋煮フェスティバルを毎年9月に開催している。なんか直径5.6メートルの鉄鍋をショベルカーでかき混ぜて調理するらしいっすよ。正気じゃねぇ…
あー一面のクソミドリ
そろそろ収穫時期だし新米が出回るのも近いだろう。
次回:家族が増えるよ!あの金…使っちゃダメか?
お楽しみに!