前回エンジン警告灯が光ったこの世の終わりみたいな豪雨ツーリングは覚えているだろうか。
今回はこれの解決編だゾ。
さて、この一瞬で路面が川になるようなゴリラゲイ雨の中を走行したらピカっと点いたこのオレンジ色ランプのこれ
これはエンジンチェックランプとか警告灯といい、何かこうエンジンに重大な問題が起きたり、起きなかったりするときに光るやつで…
そう、詳細がわからんのだ。
具体的に何がどうしたの?原因は?残念ながら診断の機械に繋がないとランプが光った理由までは教えてくれず、アタシが何で怒ってるのか分かる?という面倒くさい女子のような状態だ。
とにかく何かしらの問題があるからまずはショップへ持っていけというサインになる。
なのでいつもの服部カワサキR4に持ってきた。オッスお願いしま~す!
114514分後、判明したエラーの内容は「O2センサーが異常を検知した」ということ。
O2センサーとは排ガスの濃度を読み取る部品で、エンジンが正常に空気を吸って→燃料を混ぜて→爆発させて→吐き出せているかをチェックしている。
つまりO2センサーのエラーという事は、この一連の流れでなにか問題が起きたという事になる。なるほどね?
まずエンジン警告灯が光った際の状況を思い出そう。
敗北者 pic.twitter.com/hymIbgduJR
— corocoma (@corocoma) August 14, 2024
- 状況:エグい豪雨に突入して車列がスローダウンしているところ。時速40km/4000~5000回転ぐらい。
- 症状:4000回転ぐらいでスロットルのレスポンスが悪くなりプラグが被ったように失速する。開けても反応は鈍いが流れに乗れる程度には加速する。
- 結果:エンジン警告灯が点灯した。
で、ここにエラー内容の「O2センサーが異常を検知した」というのを思い出してみると…
大雨でエアクリが濡れて空燃比がおかしいヨって…コト!?
まぁ雨の中走ってプラグ被ったような症状が出たらそらエアクリだよなぁ。それで今どきの几帳面で敏感なECUくんが察知し激おこってオチだろう。なんとも今どきなエラー内容であった。
さて、今回はエラーを消してもらいオレンジ色のぴかぴかは消え失せたが、原因と思わしきパーツのエアクリとプラグ、この2つを予防交換したい。
と言うのもこの2つは無交換でかれこれ1万キロ。
メーカー規定だとプラグは5000km毎に交換と書いてあるのだが、エアクリBOXまでバラさねばならないフルカウル4気筒をこの頻度で交換したら禿げ上がる。大人しく乗れば1.5万キロは行けたぞコラ。
エアクリの方は推定1.5~2万キロぐらい持つと思うけど、半年で3,000km以上走る場合はシビアコンディションとなり、規定より早めの交換を推奨されているから、工賃を考えても今ここで全とっかえしてもいい頃合いではある。
という訳で念のため交換だ!オッスお願いしま~す
正義のライダーなのでもちろんお店に丸投げする。当たり前だよなぁ?
エアクリもプラグも純正品にした。
特にプラグは純正以外をつけるとシリンダーと幸せなkissをして一発廃車とZX25R界隈で話題につき致し方なし。ちなみに純正プラグは1本2100円x4発分とプラグ代のみで8400円に加え工賃2万。狂う^~
一万キロ走ったエアクリがこちら。
きったね(素)思ったより汚くて、クッソ哀れな虫くんの亡骸とかブレーキダストみてぇな黒ずみとか蜘蛛の巣みたいな繊維とか思ったより汚れていた。これは1万キロ毎に交換で正解かもしれない。
次にプラグくん。
なんかちょっとカーボン溜まってそうな雰囲気がある。これが最新のFIの姿か…?プラグの先端は言うほど丸まってないような気もして、もう少し使えるんじゃないかという雰囲気。
まぁ工賃の節約もあるからエアクリと同時の一万キロ交換で問題あるまい。
サラリとテスト走行してみると…うおおおおおおお!低速トルクが増えたような気がしたりスロットルレスポンスの駆け巡るグルーヴ感が!
まぁ半分気のせいだとは思うけど、ほんのり出足が力強くなったような気がしなくもない。ついでにピットワークスのフューエルワンでも入れておこう。