主にオートバイを買ったばかりアンド乗り始めたばかりの処女ニキ向け
初ツーリングに行くための準備、日帰りから一泊程度の長距離ツーを行うためのあれこれなどを書き留めたメモ帳だゾ
目次
24歳、初バイクツーです
まずうちさぁ、初めてツーリング行きたいんだけど…
1.ツーリングの距離を決めましょうね~
バイク処女ニキなら往復100kmぐらいのプチツー(オンロードに限る)に留めておこう。理由はバイク処女ニキだと運転するための筋肉や姿勢が出来上がっていないからだ。
オートバイを運転するのに筋力は必要ないと教習所で習ったかもしれないが、長時間運転(往復10時間とか片道200kmとか)する場合は話が違ってくる。例えるなら我慢大会か耐久マラソンのようなもので、想像以上に筋力と体力と精神力を消費する。
私はオートバイに乗る前は自転車(スリックMTB)で往復100~120kmのポタリングをたまに行っており、エンジン付きのオートバイなら300kmぐらい楽そうだな~(慢心)と思っていた。しかし実際にninja250先輩の初ツーに行った時は、走行距離100kmを越えた時点で全身の筋肉や関節が痛み出し、これじゃ自転車の方がずっと楽じゃないか!と半泣きになったものだ。ポジションが楽で車重が軽いninja250先輩ですらこれなのだからSSはお察しである。
跨っているだけなのに一体どこで体力消費するの?と思うかもしれないが、試しに椅子に座ったまま手で机をつかんで前かがみになり、両足を椅子の後ろ脚に当てて、その状態で何時間も固まっている事を想像してみよう。それ以外にも自転車で長い下り坂を全力で駆け降りている時以上の風圧と風を切る轟音、1.4kgで軽量と言われる重いオートバイヘルメット、危険がいっぱいの公道という緊張感も追加してみよう。
慣れてしまえば何でもないが、やはり最初は物凄く疲れるものだ。自動車だって朝から晩まで運転していれば疲れるだろう。
さて体で疲労が溜まりやすい・痛み出しやすい場所と言うと、主にヘルメットの脱着で耳が擦れて痛み出したり、長時間のニーグリップで股や膝がぶっ壊れたり、乗車姿勢が維持できずに手首の関節に激痛が走ったりと、首・肩・手首・膝・くるぶし・股・腰・背中など、ほぼ全身である。
いくら普段からスポーツやってるガタイに自信ニキでもステロイドハゲでも、バイクを運転するための筋肉は鍛えられていない場合が多く、その負担が関節に行き節々が痛み出す。最初から無理をせずゆっくり体を慣らし徐々に距離を伸ばすと捗るゾ。
自分の体や関節、集中力がいったいどれだけ持つのか分からずに往復300kmとかやると泣きたくなりますよ~(実体験)
ちなみに下道をちんたら走れば100km走破に3~4時間かかる
目的地まで無心で走る弾丸ツーならまだしも、のんびり迷子・寄り道・渋滞・観光などを考えると結構時間を取られてしまうので、たかが100kmと言っても初ツーならそれなりに疲れるゾ。ちなみに当職が下道をハイペースで走ったとして100kmを走破するのにかかる時間は約2時間~2時間半、高速を使って100kmなら1時間~1時間半と見ている。
2.走行ルートを決めよう
ルート作成するに至って
- 市街地は渋滞するから迂回しよう(バイパスと名のつく道路が、だいたい市街地を迂回する道になってるゾ)
- 迷わないようなるべく一本道を選ぼう。大きな道路が怖ければ、車線変更せずに済むよう左折してゆくルートを組もう。
- 峠は楽しいけどクッソ汚い酷道かもしれないから注意しよう。地図上では普通の峠に見えても、実際行ってみたら対向車とすれ違い不能でガードレールすら無い酷道険道に入ると泣く。
- 迷いそうな交差点、ヤバそうな道は事前にストリートビューで予習しよう(特に高速道路のインターや分岐)
- 事前に休憩ポイント・飯ポイント・給油ポイントを決めておこう
- 休憩間隔は走行距離で決めず走行時間で決めよう、だいたい走り始めて1時間~2時間で集中力が散漫になってくるため定期的にバイクを降りて10分ほど休みリフレッシュしよう
- 夜間走行は結構怖いし渋滞する。夜に雨でも降られた日には視界が無いに等しいので、日が落ちる前には帰ってこよう。
渋滞は低速走行の練習以外に何の利点もないから(良心)いかに渋滞を回避するかもルート作成のうちや。
3.バッグ類、積もう!
SSニキやオフニキなど積載がさっぱり無いバイクはバッグを取り付けよう。
たとえばお土産や雨合羽を詰め込んだり、自販機でコーヒーを買ったは良いがゴミ箱が無い問い場合、ごみを持ち帰らなきゃという使命感に駆られた時など、何かと積んでいけるスペースが有ると心強い。
リュックは体への負担や、事故で吹っ飛んだ時のことを考えるとお勧めしない。
例えばリュックにカメラを入れた状態で事故り、背中から地面にたたきつけられた場合、カメラが体にめり込み凶器になるかもしれない。
リュックの重さは地味に肩~腕~背筋へ負担になり、だいたい1kgの荷物でも5時間走り続けると肩が凝るゾ。
そこで、地味に高価だがバイク専用のシートバッグ・サイドバッグを装着したい。
金欠に自信ニキであれば、手持ちの激安リュックやバッグをツーリングネットや、ホムセンで売ってる500円の荷締めベルトでバイクのタンデムシートに固定すると良いゾ。レジ袋で荷物を包んで荷締めベルトでも見た目を気にしないニキなら防水だし良いかもしれない。走行中に荷物を落っことして後続車が事故るとライダーの責任やし、厳重にね?
積載に物足りなくなったらホムセン箱なりシートバッグを積もう(提案)
最低限ツーに持っていく物
- 合羽
- 財布
- ビニール袋
- ティッシュ(NGSやシールドの掃除)
- カメラ(スマホ、と言うか電話)
ツーリングの考え方は人それぞれだから、何回か行けば必要なものがだいたい分かってくるはず。万が一事故ったりコケたり故障したり…と考えると不安になるが、最低限スマホ(電話)と金さえ持っていれば何とかなる。
ちなわいの日帰りツー用荷物は合羽・ビニール袋・スマホ充電器・ティッシュ・タオル二枚・チェーンロック・サイドスタンド敷き・携帯消火器・発煙筒・カメラ・ツーリングネット・予備ブレーキ&クラッチレバー・水・パンク修理キット・追加工具(バイスプライヤー、8mmレンチとか)・ダクトテープ・目薬・スマホ(ナビ)
心配性なのでかなりの重装備。多少はね?
4.ぬわあああん疲れたもおおん!
長く走れば疲れてしまう、合間合間に休憩を挟もう。
コンビニを休憩ポイントに選ぶニキも多いが道の駅や、トイレは汚いが幹線道路の無料パーキングがお勧めだゾ。
道の駅はトイレも割と清潔な場合が多く、ご当地グルメやゲテモノなども販売しており楽しい。また走っているとたまに見かける無料パーキング、これも広いトイレ付の施設であれば清潔さに期待はできないが、人が少なく結構まったりできておすすめ。
5.ヤエーしよう(提案)
ヤエーとはライダー同士すれ違う際に行うピースサインの事
発祥をググると
v(・∀・)yaeh!とは、ライダー達の楽しい挨拶である。
もともとはライダーの間でされる「ピースサイン」が由来とされている。しかし、2ちゃんねるバイク板・「ピースしようぜ!」スレッドにおいて、元々は英単語の「yeah!」だったのを誰かが間違えて「yaeh!」にしてしまったのが発端。
とあり、カラダニキヲツケテネ!と言う意味が有るそうだ。
オッサンライダーが現役の頃から有った風習だとか聞くし歴史が有りそう(曖昧)
ちょっとした挨拶だがヤエーの返答が有るとうれしい。
6.実際にツーしてみた結果、体にどんな影響が出るか確かめてみよう
わい将、バイクに乗り始めたころはこんな悩みが多かった
- メットの脱着で耳が痛い、首が凝る
- 幹線道路や渋滞だと意外にヒマなので音楽でも流したい
- 握力が死ぬ
- 手首と手のひらと左ひざ、と言うか全身が痛い
- 風圧が思ったより辛い
- 怖い
- 現在位置が分からなくなり不安、そのせいで運転に集中できない
- 夜間走行や雨天走行の視界は想像以上に悪く恐ろしい
メットの問題はクッションがへたってくると解決し、その他もヘルメットスピーカーや姿勢改善・筋力増強など、脳筋解決法で数か月かけて改善できた。今だから言えるが初ツーで往復300kmとか無茶をするのは止めよう。
以上
まあ細かいことを考えず勢いで行くのも良いし取り急ぎ参考まで
天気を読むのはホモのたしなみ
マゾでなければ晴れて風が穏やかな日に行きたいと思うだろう、当たり前だよなぁ?
天気予報くんに騙されて晴れろ!雨だな(絶望)風つえーんだよ!(半ギレ)と言う目にあいたくなければ天気図を読むと良いゾ、ガバガバ週間天気くんと一緒に天気図を読めるようになるとツーリングのスケジュール作成が捗るんだよなぁ…
初歩的なことだけなら天気図の読み方はいたって簡単で、高気圧くんと低気圧くんの位置・進行方向・渦を見るとだいたいわかる。
高気圧くんと低気圧くん
よく天気予報士姉貴が「高気圧に覆われて晴れる^~」とか「低気圧前線が^~」と話している高気圧くんと低気圧くんだがこんな性質が有るゾ
高気圧くん
ライダーの味方、雨雲を吹き飛ばして快晴にする神様
上空の乾燥した冷たい空気を吸い込み地表へ向けキャノン砲!雨雲や湿気を寄せ付けない
だいたい冷たく凝縮された重たい空気で出来ている、大気は冷やされると気圧あがっちゃうヤバイヤバイ
低気圧くん
雨雲を作って集めて雨を降らすミニ台風、ライダーの敵
こいつは地上の暖かく湿った空気をかき集め上空へブッチッパ!暖かい空気で出来ており雨雲をもりもり生産するゾ
大気は温められると気圧下がっちゃう^~
低気圧の前線くんとは
低気圧くんのち〇こみたいなもん(適当)天候が一番不安定な場所で降水確率が跳ね上がる
青い線が冷たい空気で赤いのが暖かい空気
冷たい空気くんと暖かい空気くんぶつかり、ガン掘り始めると雨が降る。雨とは湿気った暖かい空気が冷やされることで液体となり地上へ降ってくる物。
天気図から風の強さを測る
天気図は年輪みたいにクルクルクルと渦を巻いているが、この渦は気圧くんの戦闘力で細かく渦が多いほど風がつよい
台風くんを天気図で見るとやたら渦が多いのは、戦闘力を表していた訳なんやなって。
なお戦闘力は常に変化しており、特に低気圧くんや台風くんは、暖かい海水をエネルギーにつよくなる。逆に陸地や山にぶつかるとパワーダウンする事が多く、台風くんが関東~東北にやってくるころには大抵クソザコ化しているのはこのため。
高気圧くんや低気圧くんの移動方向
だいたい南西(日本海側)から北東(太平洋側)に偏西風に押されて移動しているが、季節によっては台風の様に太平洋方面から北上したり、北海道から南下する奇行種もいる。
強風くんを回避する
ライダーの敵である強風の屑がこの野郎
強烈な横風を受けてふらついたりと恐ろしい思いをしたライダーも多いだろう、だいたい風速10mを超えると走行に支障が出始めるので天気図から風の強さを読むといいゾ
風はだいたい高気圧くんから低気圧くんに向けて流れており、気圧であるヘクトパスカル(hPa)の差が大きいほど風の勢いがつよい
空気を詰め込んで気圧の高いタイヤくんがパンクするとプシュッー!(迫真)と勢いよく空気が噴き出てくるのと同じ理屈が高気圧くんと低気圧くんの間で起こっているゾ、ちょびっとしか空気を入れていないタイヤくんがパンクしてもシュー...と緩やかに空気が出てくるからそういう事。
気圧が低い方に風は流れ、また気圧差が大きいほど勢いよく流れるので、つよい高気圧くんと低気圧くんに板挟みにされている時は注意しよう。
山や海風による強風(山風、海風)
まず風は冷たい方から暖かい方に流れてくる性質が有る
それは空気くんは冷やされると高気圧化して、温められると低気圧化してしまうからなんだ(カルマ)
例えば、暖かい陸地の空気と冷えてる海の上の空気が局地的に上記の高気圧くん・低気圧くんの関係になってしまい海から強風が吹き荒れる状態になったり、冷えた山の空気と暖かい平地の空気が高気圧・低気圧くんの関係になり山から吹く強風になるんだよなぁ…
それ以外でも同じような暖かい空気・冷たい空気の条件が整えば強風くんが発生する可能性が微粒子レベルで存在している…?地形だったりそれ以外にも強風が発生する条件はいろいろあるがだいたいこんなもん(適当)
ツーリングに向いている天気図
周囲の気圧差が少なく、渦が少ないクソでか高気圧くんが真上に有ると最高のツーリング気圧配置。とにかくクッソ汚い低気圧くんや渦が細かい所には注意しよう。
追記:雨雲くんを察知する、ゲリラ豪雨くんを回避する
何で雨が降るんですか(疑問)
空気くんが温まる→温まると湿気っぽくなるカルマ→温まった湿気っぽい空気くんは軽いから、上空へ往き雲くんと化す→上空は寒いから雲くんが冷やされて雨が降る
と言う仕組みで空気くんは温められると湿気を含み、冷やされると湿気を吐き出す性質が有るゾ
雨雲くんの見分け方
雨雲くんを見分ける事ができれば事前に合羽を着こんだり対策が打てるゾ
見分け方はいたって簡単で、クッソ黒い雲くんが居たらそいつが雨雲くんだ
黒っぽい松崎しげるくんと化した雲は湿気をたっぷり含んでおり太陽光を通さないから黒い
湿気をたっぷり含んでいるので、黒い雲君が何かの拍子に冷やされると雨が降るゾ
追記:バイクに乗ると体が痛いんだよぉ!
オートバイに乗って関節やら何やら痛み出すニキへの対処法と原因、なおわい調べ。
膝が痛い、ニーグリすると太もも等が痛い
ニーグリップに使う筋肉、いわゆるニーグリ筋の不足かもしれない。
ニーグリ筋はだいしゅきホールドに使う筋肉と同じで内股の筋肉になるため、ネコ(意味深)以外は意外と鍛えられておらず関節に負担が行き膝が痛んでいる。筋肉が足りないと負担は筋や関節に行くのだ。
自分にどの程度ニーグリ筋が付いているか確認する方法として、自己流だが洋式便座で座ってブッチッパ!する際に内股を見るとだいたい分かる気がする。
私はバイクに乗り始めたばかりの頃は様式便座に座ってもちん〇が見えたが、次第にニーグリ筋が鍛えられてくると内股の筋肉が膨れ上がり〇んこが見えなくなる程となった。内股の筋肉が鍛えられてくると膝痛はほぼ感じなくなったゾ。また軽い力でニーグリができるニーグリップパッドをタンクに貼ってみると良いかも
ちなみに右ひざだけ痛いと言う場合は走行中に立ち乗り屈伸を行ったり、信号待ちで停車してから右足を地面に付けストレッチを行うと多少楽になる。同じ姿勢でじっとしていれば関節が痛むのは当然だ、定期的に関節は動かしてあげよう。
肩甲骨あたりが痛い
腕・肘を開きすぎている。
教習所では「リラックスした乗車姿勢とは、腕は軽く広げ円を描くように」と言われたかと思うが、私の場合はこれが駄目で肩甲骨~右の二の腕に痛みが走る。対処法としていろいろな乗車姿勢を試した所、タンクを抱きかかえるように肘を内側に曲げると、驚くほど肩甲骨の痛みが引いた。
どうも上半身の体重を支える筋肉は、肘の開き方で決まっている感じが有る。
肘を開くと肩甲骨あたりの筋肉が張って腰は楽、肘を内側に締めて行くと次第に背筋~腰の筋肉が張って肩甲骨あたりが楽になる。ツーリングではこれを逆手にとって腰が痛ければ肘を開いて、肩甲骨が痛ければ肘を締めると言う乗り方をしている。
なおライダーの体形やバイクの姿勢・ポジションなど一概には言えないので参考にね?
足首が痛い
ペダルの角度は簡単に調整できるのでまずは足首が楽になるよう調整しよう。
それでもだめならスネの筋力不足なので鍛えよう(脳筋)実際に自分のスネを触りながら足首を動かすとよく分かるが、足首を上げているのは脛の筋肉である。
手のひらがチクチク痛い、手首こわれる
腹筋・背筋が貧弱か、乗車姿勢が悪いため手のひらに体重が集中しているため痛む。
手のひらの筋や手首の関節は結構貧弱で、だらしねぇ乗車姿勢など悪条件の中で走れば100km程のプチツーですら痛みが出てくる。手の付け根や手のひらの中心がチクチク痛いときはだいたい手に負担が掛かりすぎている。
対処法は
- ハンドルは握らずに、小指の付け根と親指の付け根でそっと添えるだけ
- 肘を内側に締めて上半身は背筋で支える
- エンジンブレーキ、下り坂など軽い減速でもニーグリを強め手に負担をかけない
- ブレーキレバーは背筋で引く、クラッチレバーは親指の付け根を軸に引く
など、手に負担をかけないことが大事。こんな感じで手首と腕は水平にしよう。
顎が痛い、何だか歯のかみ合わせが悪い
たぶん姿勢が悪い。
リラックスした乗車姿勢は良いのだけど顎が前に出て猫背になってしまう場合が多い、なのでもう少しイケメン風に顎をスッと引いて乗ってると姿勢が改善され痛みが引く。顎を引いて目線は上目使いに正面をにらむ、後頭部から腰までの骨がアーチ状になるようイメージしよう。
熱中症に関して
フルアーマーコミネマンだと、場合により熱中症にかかる場合が有る。というか熱中症になって走行困難になった(実体験)
症状として
- 手が震え手足の感覚が薄れる
- 胃がひっくり返りそうな吐き気が出る、喉が全く乾かない。
- 頭がぼんやりして疲れた感じが有り、寝起きのような感じになる
- 筋肉痛が発生する
- 首を素手で触れると首が熱い(本来、汗をかいた首はひんやりしている)
- 外気温は高いのに暑くない
貧血に似た感じだったので、当初は熱中症とは気づかず、最初は何か悪い物でも食ったかな?と錯覚してしまった。
早急に涼しい日陰やコンビニでも良いので避難しよう。冷房で体を冷やしたり、冷たい床に足を高くして横になっると次第に回復し出したら熱中症で確定だ。
体調が回復すると同時に吐き気が収まり喉が渇いたり腹が減ってくるので、その隙にポカリなどで塩と水を摂取しよう。
立って歩ける程度の軽い熱中症なら、30分ほど体を冷やし続けていると短時間ならバイクを運転できる程度には回復するけれど、無茶はせず冷房の効いた場所を転々と休み休み行こう。
長距離ツー行きますよ~行く行く
主に日帰り~一泊二日程度の日数で下道なら300km以上、高速なら600km以上走破したいニキ向け
バイク処女ニキがいきなり距離を走ると泣きたくなるので(実体験)まずはプチツーで体を慣らしてからにしましょうね~
距離を決めよう
余裕を持った楽らプランなら、下道で片道180km以内・高速なら片道270km以内、そして起床から寝床まで10時間以内に到着する予定を組む事。
私の場合だが、集中力と体力はだいたい10時間ほどでしんどくなるため、体力に自信ニキ以外は6時に出発して16時に寝床へ到着するような感じだと丁度いい。
片道180kmという距離も、途中で寄り道したり観光地をぶらついたりする余裕が程ほどに取れるギリギリのラインなので、これ以上走りたいと言う場合は観光地を無視し、ただひたすら耐えて距離を稼ぎ続けるマラソンツーになる。マラソンツーが大好きなマゾニキでない限りあんまりお勧めしない。
なお私はマラソンツー大好きで下道往復215kmまでは何とかなります(ガンギマリ)
なお日帰り1000kmツーリングをやるガンギマリ兄貴も居るけどかなりの無茶だゾ、日帰りで1000km走破するには寝ずに24時間近く走る事になるから正真正銘の拷問、ボクには無理です(半ギレ)
距離を走るために
下道往復360km以上を走る場合は効率重点
カッチリ予定とルートを計算しておかないと残念なことになる。距離を走りきる事がツーリングの目的と言うマラソンみたいなツーなので観光地とか目標地とかは無視しよう。
- スタミナ・集中力には限りが有る、自分の限界を超えないよう予定を組もう
- 前日には睡眠を7時間以上取ろう、体力は全回復の状態にしたい
- 疲労はまず目に来る、目への負担を軽減するためメットのシールドは基本締めたまま
- 走行風に当たるとスタミナの消耗が激しい、クソデカスクリーンを活用しよう
- ラフな服装は風に煽られ疲れやすいためフル装備のライジャケで行こう
- 食事は効率的に行おう、無駄な食事は内臓の負担が大きく、また消化中は脳の血液が減少し眠くなる。高脂肪高たんぱくも消化に時間がかかるためお勧めしない
- 水分補給はしっかり行おう、水は春~秋なら1リットル飲みきるペース、夏場は2リットルを目標
- 真夏の熱中症、冬場の低体温症(頭がぼんやりして手足が震えたり吐き気が出て、まっすぐ走行できないくなる)には気を付けよう。限界だと判断したら人目を気にせず歩道や空き地で仰向けに野宿するのが一番良い、世間体を気にしても体力は回復しない。
- 無駄な休憩はペースが落ちるため止めておこう、トイレ休憩も最小限で
- 走り出して元気が有るうちにガンガン距離を稼ごう、何もしなくても夜になれば眠くなる
- 走りながら安全に気を使って定期的に立ち乗り、屈伸などストレッチを行おう
- 無駄な急加減速は疲れるので止めておこう
- 走行中の騒音は精神がすり減るので、マフラーなどでメット下から入ってくる騒音を防御しよう
苦行かな?(白目)
この手のツーリングは観光地を楽しむためではなく、走り切って増加したメーターを見ながらドヤ顔でぬわ疲するのが醍醐味なので多少はね?
体力の限界を越えたら
なお私は一度、前日睡眠6時間・走行時間14時間・下道往復450kmという無茶なプランを実行したが、走行時間13時間を越えた当たりでダウンし国道沿いの歩道で野宿した。
体力の限界になった際の症状は、頭がぼんやりして自分が何をしているのか判断が付かなくなり、最終的に手足の感覚が薄れてきてふわふわと何故だか心地よくなって体が強制的に寝ようとしている様だった。
また眠気覚ましのための音楽を何故か止めてしまったりと意味不明な行動をとり始め、精神状態も軽く錯乱し始める。
こんな前兆が出てきたら、公園のベンチでも歩道でも空地でも、なりふり構わずとにかく横になって休む他ない
まあ実際に体力の限界を迎えると、死の恐怖でマナーも世間体も気にする余裕など一切無くなっているので、職質覚悟で思い切って横になり寝てしまおう。体力を回復しないことにはどうにもならない。
荷物
何を持って行くかは寝床によって決まる
ホテルや民宿に泊まるのであれば、日帰りツーの荷物+着替えぐらいで構わないので中ぐらいのシートバッグだけで何とかなるだろう。
しかしキャンプツーとなれば最低限テント・寝袋・銀マット・クッカーなど持ち物が一気に増え、クソデカシートバッグやホムセン箱、バイクによってはパニアやトップケースなど積載アイテムが必要になる。
キャンツーならお勧めはやっぱりホムセン箱なんだよなぁ…
積載も楽で荷物が積みやすく防水と、見た目さえ気にしなければシートバッグより快適だゾ。詳しくはninja250にホムセン箱を詰むの記事を見て、どうぞ
体力が尽きたら・コーヒーでドーピング
バイクで何時間も走り続ければ体力が尽きる。では体力が尽きたらどうするか?
まさかバイクで居眠り運転なんてしないでしょ(慢心)と思うかもしれないが、疲れ果てると走ったまま意識が落ちる(実体験)以前に睡眠時間5時間で下道460kmを走った際には、430kmほど走破した時点で意識が飛び始め体の感覚が薄れて走りながら寝る寸前の状態まで陥った。その時は道端でバイクに寄りかかり1時間仮眠を取って何とか走破出来たが、今思えば無茶なツーリング計画だったと反省している。
と言う訳で、もし体力の限界を超えてアカン死ぬゥと思った時には、ややマナーは悪いが公園のベンチや道端で仮眠をとる事も考えよう。居眠り運転して死ぬよりはマシである。仮眠セットと称して耳栓・ハンカチやタオル(アイマスク替わり)をポケットに忍ばせておくと万が一の時には心強い。
また眠気を覚ますなどのドーピング目的でコーヒーやお茶を飲むのは、個人的な体験としてあまりお勧めしない。
何故かと言えばカフェインは覚醒作用が有るだけで体を動かす燃料にはならないからだ。例えるならガス欠のバイクにガソリンを入れず添加剤だけを突っ込むようなもんである。疲れた体を復活させるにはただひたすら燃料、しかも消化吸収の速い良質な燃料、つまり砂糖水が何より最適だ。
砂糖水はがぶ飲みするだけでデブったり糖尿病になるような素晴らしい燃料だからな。体がまともに動かない程疲弊した時にはカロリーたっぷりで即座に吸収される最強の回復薬である。
それなら甘いコーヒーで良いやんけ!と思うかもしれないが疲れ果てると胃腸も弱ってくるので、風邪を引いた時ぐらいに胃腸は機能低下していると考えた方が良い。そんな弱った胃腸に刺激物であるカフェインを流し込むなんてのは自らトドメを差しに行くようなものだ。
まぁ流石に出先で堂々と自作の砂糖水を飲む度胸は無いので、その辺のコンビニでも買えて胃腸に負担をかけず速やかに消化吸収される燃料となればウィダーインゼリーとポカリが良いだろう。他にも油・脂肪・食物繊維・刺激物が入っていない甘く柔らかいもの(チョコレートは脂肪たっぷりの刺激物、炭酸飲料やすっぱいものも胃に負担有り)であれば何を飲み食いしても構わない。
ちなみに水やジュース類には冷やした状態とぬるい状態では消化吸収される速度に差が有り、冷やした状態だと胃腸に負担は大きいが速やかに吸収され、ぬるい状態だと胃腸の負担は少ないがゆっくり吸収される。
マフラーの上にでも置いて体調に合わせて温めてみよう。ウィダーなら250ccのエキパイで温めても大丈夫だったゾ。
何だかコーヒーを否定しているような内容だが私はコーヒーが結構好きな方だ。
ツーリングの昼食後にのんびり啜るのは最高だし、クッカー一式をホムセン箱に入れて絶景ポイントで淹れるお茶もたまらなく美味しい。ただ体力の限界まで走るようなマラソンツーの場合だと、何より効率的な食事・エネルギー補給が重要になってくるため、コーヒーを飲むことによる僅かな補給のロスすらツーリングの計画に悪影響を及ぼしてしまうのだ。