と言う訳でフェザーくんにセパハン付けたゾ。
前回大失敗したなんちゃってセパハンキットではなく、今回はちゃんとフォークにマウントする所謂クリップオンハンドル。パーツさえ揃えば切った貼った無しのほぼポン付け出来たので真似したい兄貴は参考にして?
外人兄貴向け:FZ6 fazer s2 clip on Handle mod installation method
用意するパーツ
必要なのは
以上。
工具類は適当なソケットレンチと六角レンチと、フォークボルトを外すための24mmレンチ、22mmレンチだけなので、車載工具やモンキーだけでも何とかならないことは無く、ハンドルを自分で交換できる人なら難なくこなせる。
まぁ作業自体は大した問題じゃないんだけど、厄介なのはフォーク延長キットで、これはフォークトップキャップ(トップボルト)を外して、そこに疑似フォークを取り付けるという物。これをワンオフ制作せざるを得なかった。
ここの部分。
フェザーS2くんのフォーク径は、XJR1300などと同じ43mmなので流用できるかな~と思いXJR用フォーク延長キットをポチったけども、ネジ山のピッチが違っており普通に入らなかった(池沼)
なので弁天部品にFZ6FAZER用フォーク延長キットの制作を依頼し、8500円送料別ぐらいで作ってもらったのがこちら。
FZ6用フォーク延長キットの制作依頼は史上初なので見本が欲しいという事で、新品で取り寄せたフォークキャップをサンプルとして取り寄せ送ったのだが、なんやかんやで合計1.1万ぐらいかかってしまった。当職が人柱と化したので、次に依頼する兄貴は通常料金+ワンオフ料2000円で作ってもらえるからなぁ?喜ぶんやど。
あっそうだ(唐突)それと使用するセパハンについて。
普通のセパハンは多分カウルかタンクに干渉し取り付けできないっぽいので、少々ダサいけどライズアップしているセパハンにしよう。普通のもギリギリ付けられそうな気もするけど、クリアランスを考えると垂れ角や開きが一切無い一文字みたいな状態になりそうなだった。
どうしても普通にセパハンを取り付けたいという場合だと、ハンドルストッパーをガッツリ盛って切れ角をSS並みに狭めたり、フォークの長さを変更する必要も出てくるかも。
セパハン取り付け作業手順
まずフォーク突き出しを+1cmする
フォークを+1cmぐらい突き出しておかないと、取り付けたセパハンに強い力がかかった時、フォーク延長キットが緩んでしまうため必須の作業になる。これは以前記事を書いたのでそっちを見て試してみちくり?
車体をジャッキアップしてフォークトップボルトを外す
続いてフォークトップボルトを軽く緩めてから、エキパイの集合部分付近にパンダジャッキを当てて、フロントタイヤの荷重が軽く抜ける程度に上げる。
正しい方法ではないけどちょっとぐらい…壊れへんか…
そしたら、予め緩めておいたフォークトップボルトを外し、フォーク延長キットを取り付ける。なおトップボルトの締め付けトルクは24Nmなので、ドレンボルトを締める力の半分ぐらいと割と緩い。
こんな弱いところにハンドル付けていいわけがないから、ハンドルを実際のフォーク部分と共締めする訳だ。
きちんとジャッキアップしておけば、トップボルトが吹き飛ぶことは無い。
セパハン取り付け&穴あけ
左右ともフォーク延長キットを取り付けたらジャッキを下ろし、セパハンを仮付けしてスイッチボックス用の穴をあける場所をマーキングする。
チタンドリルビットを1本折って穴を開けたら(ガバ)スイッチボックスやグリップなどハンドルを元通りに取り付ける。
後は乗車ポジションを調整しながらハンドルの開きや垂れ角を調整するんだけども、垂れ角を少しでもつけようとするとタンクとカウルにガッツリ接触したので、ハンドルストッパーを盛って切れ角を調整する必要が有った。
キーシリンダーの下あたりにストッパーが有り、そこをホムセンのL字金具と強力両面テープで+1cmぐらい盛るだけなら、ハンドルロックも使用出来て旋回半径も大して変化しないからお勧め。
タンクやカウルとのクリアランスを確保出来たら、最後にセパハンのフォーククランプ他ネジをを本締めするんだけども、クランプは必ず元のフォーク部分と延長キット両方を挟み固定する事。
組長で学ぶ危ないセパハハンキットの取り付け方。
図解するとこんな感じで、フォーク延長キット部分だけで固定してしまうと、見た目的に脆そうという以外にも、セパハンを思いきり引っ張るだけでフォーク延長キットが緩みハンドルが回ってしまい非常に危険だ。
必ず実際のフォーク部分と共締めし強度を確保しよう。
完成
ここに付けたスマホマウントが邪魔でメーターの時計が見えないゾ(池沼)移動しなきゃ…
セパハン化と言ってもライズアップされているハンドルなので、純正に比べあんまり低くなった感じは無い。
まぁタンクとアッパーカウルが邪魔で、これ以上低くするのは無理でしょ(看破)もっと低いハンドルを取り付ける場合は、カウルやタンクを色々ぶち抜くか、切れ角を犠牲にするか、逆に突き出しを減らしてフォークをもっと伸ばしクリアランスを確保するほか無さそう。
インプレ
開通したコバルトラインをセパハンと化したフェザーくんで走り回ってどうだったか。
純正バーハンに有ったハンドルをコジるような、ハンドル荷重で無理やり振り回せるようなネイキッドっぽい感覚が薄まって、何となくケツで曲がっていくような感じが強まったような気がする(クソザコ感想)
いやもうほんと例えるならninja250純正ハンドルより若干低い程度なので、何となくそんな気がするだけなんだよなぁ。
アマリング削って遊んでみても(イキリおじさん)いつも通りのわざとらしいセルフステアとアンダー気味な挙動で普通…3点!こうしてセパハン化はドレスアップな結果に終わったのだった。
一方乗車姿勢は、若干ハンドルが遠く低くなったため、多少腰と背筋への負担が大きくなった気がする程度で、1時間ぶっ通しで走ってもそこまで疲労はせずロンツーにも十分耐えられる。わしの淫邪先輩より姿勢は断然楽なので何の問題も無いね(レ)
あと気になったことと言えば、ハンドルバーの振動がDCAC100Vの電マ並みになったこと。
純正バーハンの頃はびっくりするぐらい振動が無くて快適だったのに、やっぱりハンドルのマウント位置が異なるとエンジン本来の振動が伝わりビンビンに感じまくってます!
これではいかんと急遽導入したのがこれ。
これは電マバイク御用達のヘビーバーエンドを出しているポッシュ…のヘビーウェイトナット(M8ボルト用)で、ポッシュ製品のユニバーサル規格バーエンドにヘビーウェイトバーエンドの性能を追加できるオプション品になる。
本当はいつものヘビーバーエンド入れようかと思っていたんだけど、何故か緑色が置いてなかったので試しに入れてみたら、ハンドルの振動が電マから電池の弱ったミニローター程度に収まった。
緑色のバーエンドを揃えてない店は燃やせ(善意)