悲報
— corocoma (@corocoma) 2023年5月17日
エンジンから異音と振動 pic.twitter.com/vXhcUu17cJ
事は数時間前に遡る
それは呑気に栗駒山のいわかがみ平をぐるぐるして雪解け水を浴び下ったあたりで発生した。
山の麓あたりで天ぷらそばをすすって揚げ物に胃もたれしていた頃、さてそろそろ出るかとバイクに戻ってエンジンを始動すると
異音とハンドルに伝わる振動がある
— corocoma (@corocoma) 2023年5月17日
1000から3000回転だけ聞こえる
吹き上がりやパワーに異常なし
エンジンヘッドあたりから聞こえる気がする
位置と音的にカムチェーンが怪しそう
テンショナーを1回 外して巻き直して差し込んでも変化なし
カムチェーンかスライダー本体の寿命…? pic.twitter.com/smG7dQJXjv
何だこの音(素)
エンジンを始動したらなんの前触れもなく唐突に発生したこの音と振動はカムテンショナーがヘタった時に近く、おそらくはカムチェーンが暴れてる系だ。
それにしても音と振動がやけに連続してるしデカいな…いまだかつてここまでガタガタ言うのは初めてだ。カムチェーンテンショナーの不具合でも出たか?
妙な音と振動があるってことは内部で何かが暴れてエンジンの内側にぶち当たってるって訳で、下手するとエイリアンのチェストバスターの如くエンジン内部から暴れてる何かが突き破ってきてもおかしくない。
どうするべきかと思って現場で検証すると約4000回転を超えてから謎の音と振動は収まる傾向にあり、エンジンのパワーや吹け上がり自体は特別問題はない。
少なくともカムとピストンが幸せなkissをしてる時は吹け上がり自体がおかしくなるからそこではないはずだ。とすれば今のところ致命的な致命傷ではないのか…?
音と振動が発生しない回転数で下道を巡航する程度なら問題ないだろうと当たりをつけて帰宅レーシングを行った。
検証
結果、異音を除けば普通に走行できたため特に何事もなく帰宅できた。
さて、一体何やねんこれと思い更に検証するとやはりカムチェーンが怪しい。
しかし3~4万キロで定期交換しているカムチェーンテンショナーならつい2ヶ月前に新品交換したばかりで問題はないはずなのだが不良品でも引いたか?いやそれなら交換した直後から異常が出るはず。
試しに火傷しながらテンショナーを取り外して巻き直してみても特に動作に以上は無さそう。となると考えられるのはテンショナーが奥で押し込んでるガイド自体かカムチェーンそのものが大破している可能性が高い。
カムチェーンとは別名タイミングチェーンで自動車で言うタイミングベルト。
このチェーンが外れたり狂うとエンジン内側でパーツ同士が幸せなkissをして爆散し一発廃車になるため絶対に狂いが許されないパーツで、正常に動かすためにチェーンテンショナーとチェーンガイドくんが日々エンジン内部で頑張ってくれている。
故障を疑ってるのはこのガイドとチェーンで、もしそうなら次の瞬間にも廃車になるぐらい危険な状態だ。
そんな中、同じ型のninja250(EX250L/EX250M)に乗ってる方から有力情報をいただいた。
同じ症状で入院しエンジンを開けたところ、内部にあるカムチェーンテンショナーのガイド自体が破損しており、エンジンを下ろし(このエンジンは下ろさないと交換不能らしい)腰下OHコースだった。
とのことで修理費は約15万だったらしい。うせやろ?クゥーン(子犬)
ディーラーへ
というわけでバイク屋へやってきたのだ。
取れる手段としてはエンジンOHして乗り続けるか、いい機会だし乗り換えるかの二択。
正直なところ今回カムチェーンを修理したとしても10年落ち10万キロの車体ゆえに他の場所もそろそろ怪しい。分かっているだけでジェネレーター・フォーク・ラジエーターコア・前後ブレーキ・スプロケ・チェーン・O2センサーがあと1~3万キロぐらいで順次交換していく予定になっていた。
で、これからの修理費を考えるともう同クラス最新型の新車が買える…とは言わないまでも、同型同年式の低走行中古車にしれっと買い替えたほうが安くね?ぐらいになってしまう訳で。
今まで修理しながらぼちぼち延命し乗ってきたがここらが潮時という気持ちもある。
うーん…よし!
次回「転生しました!」
絶対見てくれよな!!