クリスマスと言えば何をするかわかるかな?
そうだねメンテナンスだね。それ以外ねぇよなぁ!?
という訳で,、2台とも前々から計画していた大躍進メンテを実行する。
ninja250メンテ
まずninja先輩から。
まず今回のメンテ内容としては、8.5万キロ無交換のベアリングとブレーキキャリパー類、去年入れたクソみたいな謎鉱物フォークオイルの交換。そして残量は見てないけど、10万キロ行く前には交換しとこうと思ってたクラッチ周り。
- クラッチベアリング交換
- ステムベアリング交換
- 前後ホイールベアリング交換
- リアブレーキキャリパーOH
- フォークオイル交換
総じて故障や目立った異常があるわけではないけど、流石に10万キロは持たないだろうからそろそろ…という早めの交換だ。強いて不具合を上げるなら走行中にスロットルオフでハンドルが僅かにチャタるが、まぁ気にする程でもない程度の症状だし、これで改善したら儲けもんだ。
オッスお願いしま^~す(丸投げ)
クッソ面倒な作業を工賃7万払って、2週間寝てれば実質無料で作業が終わるってマジ!?工賃・部品代合わせてコミコミ13万円ぐらいで、バラして中身がどうなっているかを見ないと分からんが、だいたい1~2週間で仕上がる模様。
という訳で仕上がったのがこちら(超速展開)
インプレ
まず押し引きしたりクラッチを繋いだ感じは特に変化なし。
今までも特に問題が有るわけでもなかったし、何も変化を感じないということは8.5万キロ走ったホイールベアリングもクラッチも正常だったという証明だ。
まぁこんなものかな~と走り出してカーブを曲がったら射精したんですけど(告白)
ハンドリングが明らかに変わっていた。まるでリフレッシュレート60Hzのクソモニターから240Hz/0.3msのゲーミングモニターに買い替えたように、操作に対しての反応が機敏かつ滑らかで、ステップ荷重やシート荷重によるコントロールが抜群に良くなっている。
あ、これかぁ!(ステムベアリング)
これがステムベアリングをリフレッシュした効果か。
という事はつまり、ベアリングは痛み始めていたわけか。今までこれと言った違和感は無かったはずが、長い年月をかけてじわじわ出てくる不調とは気づかないものである。野獣先輩の顔が7年かけて鈴木福に切り替わっても誰も気づかないのと一緒だ。
冬場は秘密の練習場も山もサーキットも全部雪で埋まっており、変貌ぶりを本格的に確かめることは出来ないのだが、ちょっとバンクさせただけでもケツから感じるフィードバッグが露骨に違った。あとチャタリングも治ったので、やっぱステムベアリングにダメージが来ていたんだろう。
ここは少なくとも4年毎にグリスアップなり様子を見たほうが良さそうだな。
取り出したパーツの状態
さて、今回は故障したからではなく故障する前に新品交換しとこうという予防メンテ。じゃあ取り出したパーツはどんな感じで、あと何万キロ使えたか?というのが当然気になる所。
まずホイールベアリング類は、少なくともシールは正常でゴロゴロ感も無くまだ使えるという判定。クラッチプレートもまだ交換時期と言うほど減っておらず持ちそうだった。これは当職の予想だけど、細かいことを木にしなければ後1~2万キロぐらい、走行距離10万キロ達成までは走れた可能性が高いな。
まぁ消耗パーツの交換タイミングというのは、あへあへツーリングおじさんからバチバチサーキット勢まで、走り方やメンテ頻度、保管方法などによって大きく異なるため中々分かりづらい。
完全に故障したり、明らかに不調が出てからやっても構わないのだが、その不調が出るタイミングが、例えば夏休みや連休取って長距離ツーリングの真っ只中だったりした日には、出先で緊急入院・修理終るまで動けませんという目も当てられない事態になる。
なので当職は不調が出る前の交換、いわゆる予防交換を心がけており、今回のメンテも10万キロまでに不調が出るであろうパーツを、8.5万キロで少々早めに交換したわけだ。
他にもジェネレーターやレギュレーター、ポンプ類、ワイヤー類だったり、いずれは寿命を迎えるであろう気になる消耗パーツは多く有れど、あれも交換これも交換、もっともっと交換なんてしてたら、もう新車買ったほうがいいんじゃね?という話になるわけで。
丁寧で几帳面なライダーは美徳では有るが
「ちゃんと走るならとにかくヨシ!」
という雑な精神を大事にしていきたい。
FZ6FAZER-S2メンテ
次。
現在進行中のエンジンヘッド付近から聞こえる謎の異音問題はある程度特定が進み、恐らくエンジン内部ではなく、ラジエーターかその上にあるエアクリBOX周囲から出ているまでわかってきた。
冬の間にそのへんを軽くバラして締め増しなりする!で、脳内会議は決着したので、今回は他の箇所をメンテしよう。
- ブレーキフルード前後交換
- リアサスペンション交換
とりあえずこの2本。
フルードは普通の定期交換なので置いといて、問題はリアサスだ。
何が問題かと言うと、ヤマハFZ6の純正リアサスは絶版から12年経ち部品が出ない。いや出ないわけではないのだが、もともとヤマハヨーロッパの車種なので日本国内のパーツ在庫が干上がっており、本国からの取り寄せになる。その結果、定価2.8万のクソみたいな安サスが5.8万ぐらいに膨れ上がってしまうのだ。
流石にクソみたいな純正サスに倍額出すのはあほくさ過ぎるし、しかし14年間無交換のリアサスをこのまま放置するわけにはいかん。どうせ5.8万出すのなら、もうちょい足して社外サスを狙えるまであるな?
という事で目をつけたのがYSS
YSSは台湾の新興メーカーで、ちょび髭ユ虐おじさん所のサスペンションメーカーWPを丸パク…技術者を引き抜いて勢力を伸ばしており、格安ハイスペックを売りにしている。
しかも、まず需要がなさそうなFZ6用サスを在庫していて、お値段6.6万円と普通に安い。参考までに2010年式YZF-R6の純正リアサスが6.1万だから、純正パーツの代用品と考えれば悪くない価格帯ではなかろうか。
オッスお願いしま^~す(丸投げ)
なんだぁ~この赤いスプリングがチラチラ見えるリアショックはぁ~?(ネットリ)
いつもどおり二輪館に丸投げして装着完了。こちら工賃込み7.8万円となっております。お買い得です。ちなみに14年間手を付けていなかったリアサスは、案の定カラーがボドボドにサビて固着していたようだった。
MZ456のスペック
スペッコはこんな感じ
MONO LINE リアシングルショック MZ456
・ピストン径:Φ45mm
・スピンドルロッド径:Φ16mm
・車高調整:無段階 (最大+10mm)
・伸び側減衰力:25段階調整
SSの純正サスに付いてそうな普通よりややゴツいサス。サブタンクなんか必要ねぇんだよ!
インプレ
新品サスをケツでカンディル… pic.twitter.com/rPILcKoR8m
— corocoma (@corocoma) 2020年12月23日
まず初期の沈み込みと言うか、初期動作がかなり違う。
まぁ今までが14年ものカラーサビサビクソ純正だったこともあるけど、作動率がバカみたいに上がり小さな段差や荷重移動でもスコスコ動くようになった。お陰で落ち着きのない印象を受けるが、クソ純正にあった"サスが抜けたような不安を誘うふわふわ感"は無く、あくまでよく働くサスだなぁという感想。
お山でも行って確かめたい所だが積雪でそれも叶わんので、幹線道路をちょっと流した程度の感想だと、初期はよく動くがコシがあり奥はしっかり踏ん張る感じがする。あとは減衰をちょいちょいっとイジって気持ちいいフィーリングを探してみよう。
以上解散!年末も爆裂寒気団来るし春まで寝てていいよ。