さて雪解けも近くなってきたし、ワイヤーとブレーキとその他メンテするか!(建前)
寒いからやっぱまた今度(本音)
という脳内会議を何度か繰り返しようやくケツから生えた根っこを引きちぎって動き出した。
まずはフェザーくんから。
ワイヤー類異常ナシ!キャリパーピストン錆びナシ!パッド残量5~6割ヨシ!
ついでにリアのパッドピンも交換しておこう。FZ6用は「8CR-25924-00」だ。流石にパッドピンとかのスモールパーツはまだ出るでしょ(油断)
しかし、考えてみると去年はコロカス騒ぎで迫真くサーキット部も無く言うほど遠出もしておらず、そのお陰か全体的に綺麗でグリスの塗り甲斐がない。
チェンジロッドやステップのベアリングも綺麗だし油は切れておらず、キャリパーピストンとか未だにスルスル動いて揉み出しいる?って程。
スロットルワイヤーの注油って、エンジン側のスロットルボディから注油してやるのが正しいやり方だと思うんだけど、こいつのスロットルボディにアクセスするためにはタンクを上げてバッテリー外してエアクリ外してと結構な苦行。
なのでハンドル側のアウターワイヤーをビニールテープでグルグル巻きにして、そこから無理やりワイヤーインジェクターでブリュブリュグリスを押し込むあたまわるわるな方法で注油しているのだが、もっと賢い方法ってあるんだろうか?
続いて隠者先輩。
ブレーキキャリパーは2ヶ月前にOHしたばかりだし問題ないでしょ。と言いつつも、パッド残量が気になるので一応バラす。
パッド残量は5割ぐらい。ピストンも動きは良好だがまぁ綺麗にしてグリスを塗っておく。サビたら怖いもんね。
続いてワイヤー類ヨシ!ヨシ?
なんかクラッチワイヤーの根本を触るとザラザラしているというか毛羽立っているような…
イイイイイイイイヤアアアアアアアアアア!!!!!!!!クラッチワイヤーが削れてるウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!
どうして(冷静)
殆ど見えないかもしれないが、クラッチワイヤーの表面が喜平ネックレスみたいに僅かに削れて、そこから鉄の糸が一本、蟻ん子の小指ぐらいちょびっと飛び出てる。おかしい…クラッチワイヤーはおおむね10万キロは持つはず。これは2年目に一度交換したことがあり、使用距離はまだ6.5万キロぽっち。寿命までまだ余裕があるやろがい!
削れて糸が飛び出た箇所を調べてみると☠勤続疲労☠でやられた感じではなく、明らかに何かに接触し擦れた跡だ。そしてZETA製のクラッチレバーレバーのタイコを入れる場所周辺にも、まるでワイヤーが接触し削れたような傷がある(☠夜勤学者☠)どうやら間抜けは見つかったようだな。
しかし終身名誉死刑囚ZETAレバーの首を神田明神に吊るそうと考えるのは早合点かもしれない。
まず2年ぐらい前の長野ツーで左側に一度散っており、そこでレバーの付け根が地味に曲がっていたとか、クラッチレバーの取り付けボルトが適切なトルクではなかったとか、社外ハンドル入れてワイヤーの取り回しが変化したかもとか、過走行車両だし社外パーツ満載だしで思い当たるフシは正直多々ある。
と言うか一番謎なのは、目視で確認しても現状ワイヤーはどこにも当たっておらず、今までクラッチ操作に問題は無かった事。色々な要因が重なり長い時間をかけてゆっくり擦れていた可能性が微粒子レベルで存在している…?
はっきりとした原因は分からんが、とりあえず今後同じような事が起こらんよう、レバーの接触した傷のある箇所周辺を削ってなだらかにしてグリスを塗る。クラッチワイヤー(純正品番 54011-0565 )は新品ASSY全交換。NTSBもニッコリな再発防止対策はこれで十分だろう。日々の点検でご安全に!