よし!冬が来る前に秋田にでも一泊二日遠征行くか!
雨雲レーダーはクリアです(大嘘)
どうして霧雨が残ってるんですか(ブチギレ)出発当日は不思議なことに仙台市内周辺だけが謎の霧雨に包まれており、9時で雨が上がる予報を信じるも待てど暮らせど一向に晴れない。
もはやここまで。
すべてを諦めて合羽を着込んだら雨の中突入だ。α14のレイン性能、とくと見とけや!
いつしか雨が上がり、そこには虹がかかるんだよなぁ…
1時間ぐらい走って岩手県に入った当たりで無事雨雲から脱出できた。本当にうちの県だけ降っていたんですがそれは。ともかく目標は秋田県の県北にある漁港だ。昼過ぎには到着したいためとっと行こう。
合羽更新ホムセンクソザコ合羽→山城モーターサムライ
所で新調した合羽を見てくれ。こいつをどう思う?
こいつぁ山城のモーターサムライとかいうバイク専用合羽。ストレッチ素材でそれなりに伸び縮みし仕舞寸法も小さく、透湿度:10,000g/㎡/24h初期耐水圧:20,000mmと、お高いゴアテックスには負けるがそれなりの性能。
言うて合羽なんて半分消耗品だし、ホムセンやワークマンの安い奴でも構わん気になってくるが、バイクに使うとなれば話は全く変わり、普通の合羽はバイクの風圧や乗車姿勢にまず耐えられないのだ。
実際に九州ツーリングの時は、ワークマンで3000円ぐらいで売ってた雨風舐め太郎クソザコゴミ合羽で暴風雨&雨の高速道路を一日中ガンギマリ走行を決行した結果、襟や袖から浸水、ファスナーの隙間からも浸水、更に合羽の素材自体までも雨に完全敗北を喫し、合羽を着ているはずが全身濡れていたというポルナレフめいた目に遭った。
その教訓から合羽は少しだけマシな物を使うことにしたのだ。
バイク専用なだけあって乗車しても突っ張る箇所はなく裾丈袖丈は十分。全身の開口部はしっかり絞れて実に優秀だ。これで雨の日も安心だぜ!(安堵)どうして雨の日にバイクで走る必要が…?(冷静)
α14のレイン性能&高速走るとセンター溶けるのか検証
前々からα14のレインとツーリング性能がどんなもんか知りたかった。
気温17℃で路面は四輪が水しぶきを少々上げる程度、道に水が流れるほどではないという濡れ具合。空気圧は荷物を積む関係上規定の1割アップ。この条件で走った結果、思ったほどクソザコではない普通なフィーリングだった。
流石にロード5の様な無人の野を行くが如き安心感は無いけど、少なくとも急が付く操作をせずに法定速度ちょいで優しく走っている限りは可もなく不可もなく。ちょっとした雨ならそこまでビビる必要はなさそうだ。
そんで高速道路走るとセンターが秒で溶けるのか?という検証の結果は一瞬で台形になった。
荷物を25kgぐらいガン積みして高速を600kmぐらい往復した結果、露骨にセンターとその周囲に消しゴムみたいな消しカスが出てタイヤの形が変わっている。タイヤ交換からまだ1000km、サーキット遊びとたまにツーリングでこの消耗具合だともしかして3000km持たないんじゃなかろうか?
秋田県男鹿市
なんやかんや秋田県男鹿市までやってきた。
所で秋田県の男鹿"おが"半島と宮城県の雄勝"おがつ"半島がたまに混同する。
男鹿市やその上の方にある道は、北海道より北海道らしい風車と牧場を眺めながら走るクソ長直線が多い。もうジェネリックオロロンラインじゃん…
釣り場
という訳でたどり着いた釣り場。
釣り人用の駐車場は…砂浜の奥!?入るの?この中の中に?
α14に何させとんねと思ったのだが、踏み固められた砂浜で意外と走れた。ここ千里浜…千里浜なぎさドライブウェイだった…(自覚)
なお、こういう土に近い硬い砂地はまだバイクも入っていけるけど、普通の砂浜はミリもグリップせずセローですら無残に沈んでいくので絶対に入らないようにしようね!
しかし秋田の海は随分綺麗だ。
透き通りすぎて水中の魚影が普通に見える。しかしこちらから魚が見えるということは魚からもまた人間が見えているということ。奴らは意外と賢く人間が釣りをしている姿を認識し警戒し始めるのだ。
さぁ、魚解体ショーの始まりや!
早速竿を出そう。今秋田の海はアジ、サバ、イナダ(ブリの幼体)、カマスあたりが狙えるらしく、本日の仕掛けは信頼と安心のジグサビキ。小魚を模したジグと小さいエビを模したサビキ針で魚を騙して釣るやり方だ。
フィーッシュ!!
第一投目で早速釣れたのはカマス。まんまと疑似餌につられてきおったわ、陸っぱりらしいな!カマスはいわゆるフィッシュイーターで、鋭い歯を持ち小魚を捕食して生活している肉食の魚。ちなみにデカくなると人間も食うらしい。
食べられない水風船ことフグも来おったわ。食えないくせに餌を取るわ鋭い歯で仕掛けも破壊するわと釣り人の嫌われ者だ。お覚悟を。
その後はぼちぼち当たりが出るだけで微妙な塩梅。
だがそろそろまずめの時刻が近づいてきたぞ。
"まずめ"とは日の出&日没の時間に魚が爆釣り状態になる天然のチートタイムの事だ。どういう仕組みかふんわり説明すると
- 日の出・日没の時間帯は陽の光に敏感な水中のプランクトンがめっちゃ元気になる。
- そのプランクトンを食べるため小魚がめっちゃ元気になる。
- その小魚を食べるためデカい魚がめっちゃ元気になる。
と、魚にとっても狩りの時間に当たり、とにかく動き回って手当り次第にエサを食いまくる。その習性に便乗して釣り上げるのがまずめタイムだ。
ッスゥー…
奥の方にいる釣り場の主みたいなおじさんはちょいちょいアジを釣り上げているものの、こちらには夕まずめらしい反応はなし。クゥーン(子犬)何がまずめやお前!ダメみたいですね。
反省会
な~にがいけなかったんでしょうかねぇ~
普段なら日没はもっと釣れるらしいのだが、すごすごと撤収し寿司を食う。
今朝釣れたイナダをごちそうになりながら、明日の朝まずめも三人で三角形になりながら一緒にやろうという話になって、原住民釣り人兄貴の別荘(埼玉県民のエリート浮浪者付き)にお邪魔させてもらう事になった。
今日はここをキャンプ地とする!
つぎのひ
釣り人の朝は早い。
午前4時過ぎに早速海へ出発だ。
まだ日の出前だと言うのに釣り人が結構いる。
皆朝まずめ狙いなのだろう。それでは我々もやらせて頂きます。
フィーッシュ!!
第一投目から秒でアジが釣れた。ほぼ着水した瞬間に食いつく勢いの良さ。周りでもカツオの一本釣りのごとくどんどんアジが上がっている。そうかやるのか、やるならやらねば。
空が白み始めるまでフィーバータイムは続き、気づけばアジ、サバ、カマスなど3人で30数匹を”わからせ”た。我軍の圧倒的勝利である。うーん大釣果(ご満悦)
日が昇ってから少々粘ってみてもカマスとサバが3匹と少し釣れる感じで、あれだけ居たアジは綺麗サッパリ釣れなくなった。
っぱ釣りは日の出ですわ!
海が綺麗すぎる。違う場所ではタコやデカいヒラメを上げてるおじさんも居てバライティー豊かである。
という訳で撤収!
秋田で初の釣りは良好な結果に終わったのだった。