なぁ…お前のホムセン箱ってデカくないか?
夏熱すぎて乗れない事によりキチゲが溜まってきたので新しい日帰りツーリング用ホムセン箱を作りたくなったので作ります(半ギレ)
ホムセン箱デカすぎ問題
まずこの尻に積んでる箱を見てくれ、こいつをどう思う?
普段愛用しているこのホムセン箱は販売終了して久しい俺たちのコメリ箱ことコメリワンタッチ工具箱(L)である。
なんでバイクの後ろに工具箱を付けてるの???
と、事情を知らん人は混乱するだろうが、バイク界隈ではホームセンターで売ってる安いプラスチックケース、通称「ホムセン箱」をリアボックスに改造して積載する風潮があり、その中でも特に頑丈で無骨なデザインの工具箱が好まれる傾向がある。
コメリ箱は一泊二日ネカフェ泊ぐらいまで対応できる容量でバランスが良く、かれこれ6年ぐらい愛用しており、2年前に下半分を割ってしまった時はニコイチ修理までした歴戦の箱。
しかし夜間走行用クリアシールドや合羽を持っていかない日帰りツーリングでは今更ながらややデカく持て余す事も増えてきたため、この度新しい箱を探すたびに出ようと思う。(ネタバレ:次はカインズのワンタッチ工具箱)
新ホムセン箱選定
さて新しい箱はどんなのがいいだろう?
思い出すのはだいぶ前に積んだアイリスオーヤマのBL-13。強度はペラいが程よい大きさと軽さの優秀な箱で、理想としてはあれぐらい気軽なサイズ感が望ましい。あと予備シールドぐらいは入るタッパも欲しい所。
そこで買ってきたのがカインズのワンタッチ工具箱ってわけ。
これはコメリ箱をカインズホームがパクって販売している商品、通称「カインズ箱」でカラーバリエーションもミントグリーンやオリーブドラブなど豊富だ。
何やかんや今使ってるコメリ箱のパクリという事で強度と使い勝手は実証されているし、実質異母兄弟のこいつにした。ホムセン箱とはアイリスオーヤマが発明しコメリが進化させカインズが量産する。
サイズ感を比べるとこんな感じ。
奥のコメリ箱に対しカインズ箱は全長が短く軽くてスッキリしている。日帰りツーリングにはちょうど良さそうだな。早速積載出来るよう改造していこう!
ホムセン箱改造編
当然だがこれらの箱はスパナやペンチを入れるただの工具箱ゆえ、バイクに積むためのベルトを通すフックなど存在しない。
なのでホムセン金具等を取り付けバイクに積載可能なまでに改造する必要がある。
※ホムセン箱を用途外に使うことは推奨されておらず、改造失敗して箱を落としたり事故っても自己責任になる。知識と工具が無い場合は無理せずバイク専用の市販BOXやシートバッグを積んだほうが安全だ。
今回買ってきた金具はこちら。
- M6アイボルト/4~5本
- M6ワッシャー/8枚
- 2mmアクリル板/1枚
- 300mm両端アイ加工ステンワイヤー/1本
- 適当な反射板
- 両面テープ
- 適当な木ネジ
- カーボンカッティングシート
- ダイソーの下敷きか薄いまな板
この箱は軽量コンパクトを目指すためアイボルトは細めのM6、後に工作する取っ手も従来の金属ステーではなくワイヤー式にするつもりだ。
まずはフックになるアイボルトを取り付けよう。
場所は箱下段の四隅にそれぞれ1箇所の合計4箇所でここに固定用ベルトを通す。
箱の容量や軽さを考えて4点締め+前ズレ防止ベルトで十分だろう。
ワンタッチで開閉できるバックルがこの箱最大の利点なのだが
分解するとこの通り。
箱内部に通じているワンタッチギミック用の穴があり、このままの状態で雨が降る中をバイクで走ろうものなら浸水し荷物が水浸しになってしまう。
ここにも細工をせねばならない。
方法としてはまずワンタッチバックルにワイヤーを木ネジで取り付けたら元に戻し…
両面テープとアクリル板でバックルそのものに蓋をしてしまう。
バックルから浸水するならよぉ~まるごと塞いじまえば解決だなァー!?
蓋をしてもバックルを引っ張れるよう、先程取っ手用ワイヤーをネジ止めしたというわけだ。2mmとやや厚いアクリル板を買ってきたのもこの改造のためで、ワイヤーを真っ直ぐ引っ張れるよう蓋の強度がいるから。
よし形になったぞ。
コメリ箱(奥)の取っ手に比べ軽くスマートに仕上がった。
最後に両端にある装飾用の重たいステンレス板をダイソーのまな板に交換してカッティングシートで装飾したら完成。
カインズ箱完成品
色合いがやや味気ないが軽くコンパクトにまとまった。まぁ後でステッカーでも貼ればよかろう。あと箱の天井にヘルメットロック用のアイボルトとカラビナも取り付けたぞ。
荷物を載せてなんぼのツアラーな車体のフェザーくんには箱のサイズがちょこんとしすぎて控えめ過ぎる気もするが、25Rくんであれば細い尻に対し丁度よい大きさな気がする。
バイクを振り回しても気持ち軽い気がして悪くない。
あとカウルとベルトが擦れるのを防止するため自動車用のドアガードを貼り付けておいた。
元々は四輪のドアの縁に貼り付けてドアパンを軽減させるグッズなのだが、ならバイクにも使えるんじゃね?とおもい買ってみたら見事ジャストフィット。いい感じのバンパーになってくれた。
箱の容量はこんな感じで推定12か15Lほど。
パンク修理セット、予備レバーと車載工具、お得用汗拭きシート、ペットボトル、小さめの弁当ぐらいなら余裕で入るため日帰りツーリングなら十分だ。合羽も物によってはギリ入る。
中々よい箱に仕上がった。