ちょっと前に話題になったヘタレガンダムはご存じだろうか。
農村に存在する謎の1/9スケール作画崩壊ガンダムの事で、まるでガンダムを知らない爺さんが孫に頼まれ、なんとなく町工場で作ったかの様に何とも言えないふんわりした造形をしている事で有名だ。
それだけでも面白いのに、ヘタレガンダムに持たせていたガバガバビームライフルが盗まれる。盗まれたかと思ったら有志が作成したハイパーガバガババズーカや、ガバガバガンダムハンマーが寄贈される、など話題に事欠かない。
そんなヘタレガンダム。てっきりグンマや新潟など異国の話だと思っていたら、どうやら東北のお台場こと福島県福島市の中心部付近にあるらしい。これマジ?もう行くしかねぇよなぁ!?
福島県へ
明け方ガッツリ降っていた雨が、当職の起床を待っていたように上がり堂々のおバイク開始。まーた梅雨の晴れ間を引き当ててしまったか。そろそろ敗北させてくれ(煽り)
ゴミ食って暇してた兄ちゃんを連行してイクワヨ
へたれガンダム
あ、これかぁ!
大都会福島駅から南に6kmほど南、一面のクソ緑の中に奴はいた。道中は舗装されているし、ご丁寧に砂利道駐車場まで整備されていて、数人のマスツーでも混んでいなければ余裕で収容できそうなほど。これは東北のお台場ですわ。
へ た れ ガ ン ダ ム 大 地 に 立 つ
てっきり木製かと思いきや、鉄の板を溶接で貼り合わせて作られていたことに驚く。その辺の爺さんが片手間に作るには大掛かり過ぎると思い、いつだれが作ったのかとググってみると…
像は福島市の鉄作家、佐々木忠次さんが作った。
設備工として長年働いてきた佐々木さんは定年後、福島市の山あいに工房を構えて本格的に鉄の作品を作り始めた。佐々木さんがガンダム像を完成させたのは二〇〇九年ごろ。自宅前や地区の文化祭会場に飾り、地域の子どもたちに楽しんでもらおうという思いからだった。https://news.yahoo.co.jp/articles/f54aceb59e3f2816d9c790a385fa4009ddbda3e4
地域おこしのため地元の鉄作家の爺さんが作ったそうな。
まさか11年前から存在していたとはたまげたなぁ。それにしてはずいぶん塗装が綺麗だったのも、ファンの手により最近オールペンされていたようで、すっかり地元のシンボルとして大切にされているみたいだ。これには刹那・F・セイエイもニッコリ。
もやっとボールみてぇなガバガバガンダムハンマーと、ロトに轢かれたようなハイパーガバガババズーカは塗装ではなく、紙をベースにビニールテープをグルグル巻きにして作成したみたい。
多分缶スプレーで塗った方が早いと思うんですけど(名案)
ミョウガかな?
ダイソーフックで腰に吊るした木製のガバガバビームライフルは地元高校生作。どの武装もいい具合にガバガバでへたれガンダムの雰囲気にはあっていた。
道の駅国見
道の駅で女子会しつつ帰宅レーシングしよう。
日和って国道4号線をまっすぐ帰るのもアリなのだが、今日は午後からずっと晴れてるし山沿いの裏道峠道も路面乾いていそう。日が暮れると霧が出そうだけど、まぁ今から走れば問題ないでしょ。ヨシ!裏道行くかぁ!
旧国見峠
おっどうしました(野次馬)
裏道の福島県道46号線、白石国見線(旧国見峠)を登り頂上付近に差し掛かると、車数台とぶっ倒れたバイクが居て、何事かと思って見に行ったらスズキEN125に乗った兄ちゃんが散ってガードレールに刺さってた。
えぇ(困惑)と思って。
自損で散って滑って刺さったらしい。
ガードレールの隙間にハンドルが綺麗にハマってしまい引っ張り出す事が出来ず、EN125の兄ちゃん含めバイクに詳しい人もおらず、どうしたものかと手をこまねいていたようだ。
しょうがねぇなぁ(おせっかい)
多分ハンドル外せばいけるでしょ。と言う訳で当職の車載工具と、一緒に走っていたゆるるん手持ちの工具を掛け合わせてハンドルを外し、野次馬のおっさん達のパワーで引っ張り出す事に見事成功。
ただハンドル・ブレーキ・フォークが曲がりタンクや外装は傷まみれ。
エンジンは始動するけどうーんこの…多分まっすぐ走らない気配がするのだけど、大丈夫と言うので我々は素直に退散します(畜生)じゃあな!
ちなみに兄ちゃんが刺さってたのはこのカーブミラーの所
こんな緩いカーブでどうやったらコケてガードレールに刺さるんですかね(困惑)
そう思っていたら野次馬のおっさんが
おっさんA「昔ここでガードレールから落ちて死んだ人いたよな…」
おっさんB「あーたしかこの先だったなぁ…」
…ッスゥー
そういう、姦計だったのか…(ホラー淫夢)
さて善行も積んだし、帰りは晴れた快適な峠を堪能するか!ガハハ!
は?