彡(゚)(゚)「アカン、明日の朝雨降りそう……せや!」
明日の朝の仙台天気悪そうやな…
— corocoma (@corocoma) 2020年9月6日
あっそうだ、夜中北上して快活に逃げればよくね?(名案)
このプランめっちゃ良くないですか!(シャチョ)
思い立ったが吉日、早速しごおわレーシングで東北道に飛び乗り、大都会秋田のクソ田舎にある快活クラブを目指して旅立ったのだった。
東北道
散弾銃みたいな虫アタックと動物ミサイルに注意を払いながら北へ進む。
しかし夜中からツーリングスタートというのも久々だ。
それこそ乗りたての頃は、休み一日しかないけど青森まで往復800km夜通し走るゾ^~(ガンギマリ)とか、雨降りそうだけどキャンツー行っちゃうゾ^~(当然の様なガチ雨)とかやってたのに、長くバイクに乗っているとツーリングプランが保守的になっていかん。
とある長距離ガンギマリツーリングをしたおっさんが、九州→関東をぶっ続けで走った後に「肉体は死んだ、だが魂は蘇った」というポエムを残している。たまには思いつきで魂の洗濯に出るのも良いだろう(眠いとき特有のクソポエム)
これカブトムシ?
どうでもいいけどゴキブリって東北から上の雪国には殆ど生息していないため、当職含め生まれてこの方リアルGを見たことが無いと言う人が多い。と言うより田舎にはゴキより凶悪な見た目している害悪害虫害害害害害害が跋扈してるしGなんて可愛い物でしょ(舐めプ)
秋田県横手市
大都会秋田県の横手市に入って快活を目指す。
知らん町を人も車も居ない深夜に走ってると、オープンワールドゲーの遺跡を探検している様な独特の雰囲気がある。さて快活まではあと数キロ、余裕だな!
工事・店休のお知らせ
8/31~9/10までリニューアル工事中
9/11オープン!!
えー、180km走ってきたんですが、ネカフェで仮眠を取る予定だったんですが、目的の快活クラブは、閉まってました…(入店0人)
ガーンだな、出ばなをくじかれた…お前クソポエム書いとる場合ちゃうぞ!
こっからどうするよ(無計画)
今居るクソ田舎もとい横手市は他に快活・ネカフェ・エロビ屋は存在せず、ビジホは仮眠して即出発するプランなので流石にちょっと大げさすぎる。テントでも持って来ていればその辺のキャンプ場(意味深)で適当に寝れるのだが今日は軽装につきそれも不可。もはやこれまで。
かくなる上はプランBでいこう…プランBはなんだ?
秋田市内まで更に66km走って別の快活へ行くのがプランBです…どうして夜中に計250kmも移動しないといけないんですか(半ギレ)
ウァァ!!オレモイッチャウゥゥゥ!!!ウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウ!イィィイィィィイイイィイイイイイイイイイイイイ!!
翌日
鍵付き個室が無い快活でした(半ギレ)
とりあえず仮眠するという目的は達成できたので良しとしよう。
幸いと言うか、昨日の夜中に250kmぐらい走ったお陰で、今回の目的地である男鹿半島までほんの70kmの地点にいる。本日の秋田の最高気温は35℃だそうで人間万事塞サイオー・ホース、暑くなる前に何となく涼しそうな男鹿入り出来るのはかえって良かったかもしれない。
県道56号(秋田天王線)
まるで北海道のオロロロロロロロロロロンラインみたいだぁ…
たまげるほど濃い青空と青い海の中、風力発電所が並ぶ県道56号線を北上する。
誰かが「北東北の海沿いは北海道より北海道らしい」と言っていたが、確かに流れる車の速度も風景もオロロンよりオロロンらしい。
奥に見えるのが男鹿半島。結構はっきり見えるんだね(レ)
少々風があるためか海も山も靄が無く、視程は類を見ないほどに良好だ。海も比較的穏やかで気持ちがいい。ま~~~~~~~~~~~た勝利してしまったか…敗北を知りたい。
秋田特有のなまはげを眺めつつ男鹿半島へハイルハイル…
鵜ノ崎海岸
日本の渚100選とかいう場所らしい。
遠浅の海の様で中々に良い眺め。
やはり、こういう遮蔽物の無い海沿いの景観は日本海ならではだな。東北の太平洋沿いはどこも10mはあろうウォールマリアが建造され海なんて見えたもんじゃないし、古民家が並ぶ風情ある海沿いの道も9割がた消滅して今は無い。
海水の透明度も高くなんか綺麗だった(曖昧)
ゴジラ岩
途中ゴジラ岩があるという看板を見かけたので寄ってみた。
ゴジラ岩と言えば、石川県能登半島にある世界三大がっかりスポットとして有名なマグロ食ってそうな自称ゴジラ岩しか知らなかったが、どうやら秋田県の男鹿半島にもあるそうだ。
ゴジラ全国に分布してんな。
まま、期待しないで行ってみるか。
クッソ狭いアスファルトの駐車場か、広いけど砂地の駐車場かの二択を迫られた後に歩いて進むのは、溶岩が固まってできたみたいな岩場。みたいなと言うか、実際内陸にある山が溶岩を大脱糞してこの辺の地形が出来たとか。
こういう時にライディングシューズじゃなく、ビブラムソールのガエルネ装備してきてほんとよかったって思うわけ。頼りない靴なら今ごろ死んでいた。
この奥にゴジラがいるらしいので進んでみよう。
ん?
ゴジラ…ゴジラ…(98年ハリウッド版ゴジラのおっさん)
どちらかと言うとシンゴジ第2形態や、干からびたミニラみたいな不気味さがあり、思いのほかゴジラしてた。
土台も含めると高さ3~4mは有るだろうか。頭とその周囲だけ飛び出てるのは、宇宙戦艦ヤマト1話で、発進前に艦橋とその周囲だけが見える偽装状態みたいで、生物の遺骸とか下半身が岩の中に有るとか言われても信じそうな雰囲気があった。
入道崎
男鹿半島最西端の入道崎に到着。道中の道も実に良い物だった。
こういう海に面した峠道で、しかも木が少なく景観まで素晴らしいのはかなり希少だ。この辺も何だか北海道みがある。
入道崎灯台が公開中だそうで登ってみよう。
こちら入場料300円となっております。
なーにがあと80段じゃラッコ鍋にして食うぞ。
日ごろの運動不足がたたり階段を登りながら普通に成仏しそう。どうして金を払って苦行を積む必要が…?
喋るなまはげくんを眺めながら地図を眺めていると、どうやら付近に「寒風山パノラマライン」という道が有るらしい。パノラマライン…うっ頭が。
先月に自称パノラマラインとかいう名前負け舗装林道で釘踏んでパンクかましたのは記憶に新しく、もうパノラマとかいう名前には騙されんぞ。
でも来てみる(好奇心)
道中のなまはげロードは山の中を普通に走るバイパスみたいな所だったが、次第に標高が上がってきた辺りで見てきたのは、いかにも景観が良さそうな山に見えるつづら折り。これ絶対期待できる道やんけ!
寒風山
おpp…おっぱげた…
今まで見た中で一位二位を争うぐらい見事な景観。バチバチの快晴というのもポイント高いが、何より素晴らしいのは周りに高い木が一本も無い事だろう。
どんなに高い山でも大抵は背の高い木が生い茂って何も見えないのだが、寒風山は潔く切り倒しているのか一面芝生とススキのはげ山で、標高350mちょいの低い山のくせに、ブラジルまで見通せそうなほど良い視程がある。
実際男鹿半島の端から端までグルっと全部見えている。
秋田と言えばきり〇んぽと稲庭うどん。
暑い日に熱いきりち〇んぽ鍋を食う趣味は無いのでうどんにしよう。このレストランもこれまた景観が素晴らしいな。ただレストラン前の見晴らしのいい駐車場は非常に狭く、土日などの混雑中はまず入れないだろうな。
平日の朝からぶらつくバイクの特権である。
帰りの道も実によい。
左右にススキが生えているのでゴーストオブツシマごっこもできそう。しかし今回の男鹿半島は当たりも当たり、大当たりだった。天気もいいし道もいい、ビキビキビキニ1・2・3。
やはり太平洋沿いや東北の縦割れ山脈にはない景色がある。
いや暑っっっっっっっっっつ(素)
下界に降り、帰りもオロロンモドキライン(命名)を通って南下していると、寒風山が恋しくなる暑さに襲われる。気温36度ってなんだよ(体温)いくら排熱の少ないニーハンでも、この気温だとハイドレーションボトルが30分で500ml減るレベルで汗が出る。
まだまだ暑いので1時間に一回は道の駅で涼みつつ、カフェインなど利尿作用の無い、冷たい水と塩を摂りながら走ろうね!